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１ 花ほどに人そぞろ行く隅田かな
２ 葉脈を透かして明し柿若葉
３ 躑躅咲き鶯聞くや老いの坂
４ 花の雲散りて吉野に風光る
５ 散る花をものともせずに選挙カー
６ 三輪の小椿矢来の雨に落ち
７ もの云わぬ桜の語る彦根城
８ 浮かぶ雲華やぐ花や酒支度
９ 大鯉の転じて揺れる花筏
１０ 逝く春や奥千本に花惜しむ
１１ 青春の切符片手に遍路旅
１２ 昨日とは又違う緑雨上がり
１３ 花吹雪帽子追ふ人笑ひをり
１４ 引く汐を追ふて沖へと汐干狩
１５ はらはらと落花の下の花筵
１６ それぞれに咲き競いてや子と花と
１７ 脇芽欠くトマトの丈の又伸びて
１８ ほろ酔ひにしばしまどろむ花の下
１９ 名も聞かず別れを惜しむ花見客
２０ 枕辺も見果てぬ花や西行庵
２１ 修行僧並び行く道葱坊主
２２ 微かなりミカンの花の何処にか
２３ 昔日を探す故郷春愁ふ
２４ 春風や京の舞妓の褄に舞い
２５ 白川の果てまで染める若柳
２６ 桜しべ朽ちても紅く世の名残り
２７ 行者堂放つ扉に春の風
２８ 花や花幾年の想いたわわなり
２９ 山葵田や朝日の中に水踊る
３０ ひとり往く尼僧に優しき春の風
３１ 年々の花に薫るや遠い人
３２ 咲けば散る花を惜しんで寺巡り
３３ 万歩計はるか遠くの土筆つむ
３４ 鯉幟集ふ千匹過疎の村
３５ 巣立ちした鴬なるや歌青し
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居倉
南圃
花風
行雲
梧葉
伸平
如水
伸平
梧葉
行雲
花風
南圃
如水
居倉
花風
伸平
南圃
如水
梧葉
行雲
居倉
南圃
居倉
梧葉
如水
行雲
花風
伸平
居倉
梧葉
伸平
花風
南圃
如水
行雲
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