如水 選 |
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1 野沢菜の歯に沁む今宵温め酒
14 朝夕の冷気を友に書き送り
21 (内藤一久さん追悼)木犀の香をたむけんや遠き墓
25 雲切れて列車に連れ添う後の月
38 スクラムの声揃いおり鰯雲 |
行雲
南圃
居倉
梧葉
南圃 |
伸平 選 |
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5 里山や植えしも刈りしも見届けり
6 藷掘りに親子の絆深めをり
14 朝夕の冷気を友に書き送り
39 新藁やもくせいの香包み込み
40 山路を迷ひて聴きしキリギリス |
梧葉
如水
南圃
梧葉
如水 |
行雲 選 |
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7 夜鳴き蕎麦流れ遠のく秋の音
25 雲切れて列車に連れ添う後の月
32 秋蝿の窓より眺む朝の雲
33 楯と鉾納めて丸く温め酒
38 スクラムの声揃いおり鰯雲 |
花風
梧葉
花風
居倉
南圃 |
花風 選 |
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11 目くるめく紅葉黄葉に酔い重ね
22 野仏のつもりし塵や秋白し
25 雲切れて列車に連れ添う後の月
28 煩悩も夜空に焼いて火の祭
37 達者でな手を振り合うて霧の尾根 |
行雲
行雲
梧葉
行雲
行雲 |
鵜雪 選 |
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12 退院す先づは刺身と温め酒
13 日は落ちてわが影苅田に伸びにけり
21 (内藤一久さん追悼)木犀の香をたむけんや遠き墓
27 ヘチマ水瓶に集めし農婦かな
33 楯と鉾納めて丸く温め酒 |
如水
梧葉
居倉
南圃
居倉 |
居倉 選 |
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1 野沢菜の歯に沁む今宵温め酒
3 コスモスの茎しなやかに花の揺れ
10 蓑つけし地蔵の笑う稲架(はざ)の暮れ
12 退院す先づは刺身と温め酒
38 スクラムの声揃いおり鰯雲 |
行雲
南圃
花風
如水
南圃 |
梧葉 選 |
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20 地に降りて霞はビルの顔を出し
21 (内藤一久さん追悼)木犀の香をたむけんや遠き墓
22 野仏のつもりし塵や秋白し
28 煩悩も夜空に焼いて火の祭
38 スクラムの声揃いおり鰯雲 |
伸平
居倉
行雲
行雲
南圃 |
南圃 選 |
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12 退院す先づは刺身と温め酒
15 渓(たに)紅葉茶店自慢のなめこ汁
18 無人店えらぶに迷ふ秋の豊
29 親は駆け子の気にもせぬ秋時雨
37 達者でな手を振り合うて霧の尾根 |
如水
居倉
如水
居倉
行雲 |