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１ 堅忍の挙げ句はかなし霜柱
２ 霜柱踏みて入試に立ち向かむ
３ 雪害のゆるみを見下ろす鰯雲
４ 初詣鬼貫尋づぬ伊丹酒
５ 霜柱ざくりと老いを忘れさせ
６ 新年を汽笛で祝う神戸かな
７ 大鍋のしるこ賑わう注連飾り
８ 余生なほ夢を大きく喜寿の年
９ あかぎれの足で踏みつけ霜柱
１０ 髭剃りて阿弥陀とデート元旦会
１１ 子供椅子買いたして待つ新年会
１２ 正月や無人の校舎エリカ咲く
１３ おだやかに句碑を囲みて霜柱
１４ 人もなく枯れ木に添いて傘1つ
１５ 初神籤末吉引きて好しとせむ
１６ １・１７想いは新た11年
１７ 妄念を微塵に払い雪あらし
１８ サクサクと踏む音深し霜柱
１９ 降る雪や都会の音を静めけり
２０ 麦畑昔踏みにし霜柱
２１ 友の名を冬の陽なぞり震災碑
２２ 修正会囲む昆布茶の温かさ
２３ 陶工の指先紅く春遠し
２４ 新雪に新雪の降り家軋む
２５ 年の瀬はボーナスもらう人強し
２６ 老いの道梅開けども季節（とき）知らず
２７ 古こよみ貯まりし名画捨てやらず
２８ 凍て土も春待ち草の芽をもたげ
２９ 大寒や南国は早や桜咲き
３０ 薄日にも椿の紅のほころびぬ
３１ 大寒や凍てつく路に腰泳ぐ
３２ 合格を祈る掌凍みる孫いとし
３３ 寒に入る列島既に厳しかり
３４ 色ありき竹叢萌える白地獄
３５ 蝋梅や日差しを連れて香りけり
３６ 繰り返すどか雪に絶え春を待つ
３７ 海青く水仙ゆれて震災忌
３８ 霜柱を見れば麦踏懐かしく
３９ 風呂吹きに串穴多き新所帯
４０ 雪の花満開にして街木立
４１ 参道に寒気貫き初ひかり
４２ 思案してすることはなし冬の蜘蛛
４３ 忘られし里の椿の紅く映ゆ
４４ 春近し椿ほころぶ田舎道
４５ 葉牡丹の色紅白に据わりたる
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行雲
如水
伸平
花風
居倉
汗水
南圃
梧葉
鵜雪
花風
居倉
鵜雪
梧葉
伸平
如水
汗水
行雲
南圃
如水
汗水
行雲
花風
伸平
居倉
鵜雪
南圃
梧葉
南圃
汗水
花風
鵜雪
梧葉
如水
行雲
居倉
伸平
居倉
鵜雪
如水
伸平
梧葉
行雲
南圃
汗水
花風
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