如水 選 |
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10 点滴の水泡(みなわ)見つめて夏の夜半
28 稲妻にはたと途絶えし子らの声
32 孫去りて虫取り網も軒に立つ
39 雲変げ行く末追えば秋の空
42 肌掛けをそっと引き寄せ今朝の秋 |
行雲
梧葉
南圃
花風
南圃 |
汗水 選 |
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3 さわさわと夏草揺らし雲の行く
10 点滴の水泡(みなわ)見つめて夏の夜半
16 球児らの砂を袋に夏終る
23 虫の音に酒酌み交す旅の宿
37 蝉しぐれ孫が帰りて耳に入る |
南圃
行雲
如水
如水
居倉 |
伸平 選 |
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7 暑い闇のうぜんかずらの色妖し
10 点滴の水泡(みなわ)見つめて夏の夜半
19 ともしてはこの世の夢の走馬燈
35 車椅子入道雲に話し掛け
36 つかの間に大文字燃えてみ霊去り |
梧葉
行雲
花風
汗水
行雲 |
居倉 選 |
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2 夾竹桃花咲きこぼれ敗けた日々
8 雲流る皆老い行きて敗戦忌
10 点滴の水泡(みなわ)見つめて夏の夜半
17 重病の妹に届け蝉しぐれ
45 渓流に銀鱗跳ねて山滴る |
行雲
鵜雪
行雲
汗水
梧葉 |
鵜雪 選 |
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5 蜜かけて匙で喰ひたし雲の峰
16 球児らの砂を袋に夏終る
30 しるし旗変らぬわらぬままのかき氷
32 孫去りて虫取り網も軒に立つ
42 肌掛けをそっと引き寄せ今朝の秋 |
如水
如水
伸平
南圃
南圃 |
南圃 選 |
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4 通り巾いっぱいに打つ水涼し
16 球児らの砂を袋に夏終る
22 来し方を雲に回らせ喜寿の夏
28 稲妻にはたと途絶えし子らの声
29 鳴き尽きて蝉の骸や天仰ぐ |
伸平
如水
梧葉
梧葉
如水 |
行雲 選 |
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1 短冊の舟渡りゆく天の川
8 雲流る皆老い行きて敗戦忌
22 来し方を雲に回らせ喜寿の夏
29 鳴き尽きて蝉の骸や天仰ぐ
30 しるし旗変らぬわらぬままのかき氷 |
花風
鵜雪
梧葉
如水
伸平 |
花風 選 |
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10 点滴の水泡(みなわ)見つめて夏の夜半
29 鳴き尽きて蝉の骸や天仰ぐ
32 孫去りて虫取り網も軒に立つ
35 車椅子入道雲に話し掛け
44 地蔵盆児らの奏でる鉦太鼓 |
行雲
如水
南圃
汗水
如水 |
梧葉 選 |
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13 絹の道たどりて飾る祇園鉾
14 打ち水や柄長ひしゃくのきめの良さ
24 ねぶた去りどこかむなしき北の夜
32 孫去りて虫取り網も軒に立つ
33 朝顔や匠の郷には格子窓 |
花風
伸平
行雲
南圃
居倉 |
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