現在の表具師・表具関係の業界は多岐にわたっています。
たとえば、襖と表装だけをやっている人、またはクロス・カーテン・じゅうたん・床工事など
内装工事をやっている人、表装・表具の販売が中心の人、その全部をやっている人など。
もはや表具経師内装組合として組合も名前自体が変わって業界も変化しています。
資格試験の実地試験は表具の名前どおり昔ながらの衝立・表装の内容ですが、学科試験は内装関係の
知識も要求されています。
よく建具屋と表具屋と区別できない、畳屋さんは畳を頼むのに襖は襖屋さん(表具屋)ではなく
建具屋さんという声を聞く。あまりに表具屋さんといわれる表具師我々の認知が低いことか。
これは、誰のせいでもなく表具師の団体自体の努力不足であり、ひとり一人の努力が足りないのでは。
自分のところだけは大丈夫、業界組合より自分のことだけ考えている人。
いつか気が付いたら他業種からの参入で、表具師・表具内装組合が無くなっているかもしれません。
時代ごとに、表具師の形も変化してまた新しい業態を作り上げていかなければ生き残ることは出来ないのでは
ないでしょうか。
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