高架橋を利用して太陽光発電を!

 

○地球温暖化防止に向けた全世界の流れ○

 今、私たちの住む地球は危機に瀕しています。
このままの状態でゆけば、地球温暖化による気温上昇によって、大気中の光化学反応が促進され、光化学スモッグなどの大規模な公害の多発や、マラリアなどの熱帯病の流行、海面上昇による国土の消失、乾燥化等による植物の生育悪化や生態系への影響など 深刻な問題に直面し、将来それらの問題に悩まされる事になります。
 こうした事から、全世界の国々が地球温暖化防止に向けて動き始め、1997年12月に行われた、国連気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)京都会議 で、日本をはじめとする先進国全体で1990年レベルから平均5・2%の温室効果ガスの削減を課した京都議定書が採択され、今年には日本において批准・発効も予定されています。
 この様な状況の中で、小田急線の地下化を行い、照明・空調等による電力消費を増大させ、温室効果ガスの排出を増やす事は、地球温暖化防止に向けた全世界的な流れに逆行し、京都議定書の達成を危うくさせる事にもなりかねません。もしその様な事態になれば、将来私達が安心で快適な暮らしをする事も出来なくなるのです。それを回避する為にも、様々な対策を取って京都議定書の目標達成に向けて努力しなければなりません。
 その上で、もはや地下化という選択肢は残されていないのです。

 

○温暖化防止に絶大な効果の太陽光発電○

 地球温暖化防止には、高架式または地表式で複々線化するのが絶対条件ですが、それだけでは当然ながら不十分です。高架橋などを利用した更なる対策が必要になります。そこで期待されるのは無尽蔵に降り注ぐ太陽エネルギーを利用した太陽光発電でしょう。
 太陽光発電は、発電に伴う二酸化炭素などの温室効果ガスを一切排出しません。また原子力発電のように、放射能に汚染された核廃棄物を大量に排出する事もありません。しかも、エネルギーペイバックタイム (EPT)は約1〜2年程度
(1)です。 つまり太陽電池の製造によって消費されるエネルギーはわずか1〜2年の発電で回収できると言う事であり、太陽電池の寿命が20〜30年 以上という事から、実に10〜30倍以上のエネルギーを生み出す事が出来るのです。
 また、

 

 

 

 

 

(1)太陽光発電協会Webページ、及びAPEC-VCのWebページより

 


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