■松虫・鈴虫塔 松虫・鈴虫と小宰相の乳母、あわせて三基の塔は、平成7年の阪神大震災で破壊された。断片が残存。近い将来再興の予定。
■現代の願成寺 願成寺29代住職濱田諭稔(はまだゆうねん)氏(65)には、お忙しき中を何回もの取材に親切にお答え頂き感謝申し上げる。 昭和20年3月17日、太平洋戦争の神戸大空襲。上空より、B29が寺をねらって落とした焼夷弾、本堂から3Mほど離れた野井戸の中へ水中落下。不発に終る。神戸は一面の焼野原。しかし、願成寺は奇跡的に残った。そして、平成7年1月17日、阪神大震災。この地区も火災が起きる。燃えさかる炎は願成寺の道ひとつで止る・・・助かった。願成寺の不思議な生命力。 平成12年から、神戸市の区画整理で寺の西側道路拡張。山門が12M、本堂が2M、東へ曳き家の如く移動。完了は平成16年。