編集後記


  
   今年(2003年)ユッカの会は15周年を迎えます。沼波代表をはじめとする先駆者の方々が、中国残留孤児帰国促進運動に努力され、さらに、帰国した孤児及びその家族たちの生活支援活動を始めたところにユッカの会が生まれました。

   発足当時は数人のボランティアによる活動だったものが、今では常時150人を超えるボランティアに支えられた、会員数250名を超える大きな組織になりました。

   その活動も、中国残留孤児関係者にとどまらず、広く在日外国人の日本語学習やパソコン学習支援、学校児童生徒の教科補習支援、生活相談、さまざまな交流イベント開催まで、その範囲が大きく広がりました。

   活動の範囲が広がるにつれ、国や地方自治体との関係はもちろん、支援団体や他のボランティアグループとの関係も広く深いものになってきました。

   また、国とNGOの関係で見られるように、行政サイドとボランティアグループの関係が、従来のどちらかと言えば縦の関係から、最近は横に近い関係へと変わりつつあります。その背景には官の事情があるにしても、結果として民(みん)の活動の場が広がるでしょうから、ボランティア活動にとっても歓迎すべき変化と言えます。

   わたしたちユッカの会の特徴は、外国から来た人に温かく接することのできる会員を多数擁していること、生活に密着した活動が多岐に亘っていることでしょう。これからも日本に永住または長期滞在する外国人が増えこそすれ減ることはないと言われています。

   わたしたちは、その人たちが日本社会にスムーズにとけ込めるよう、行政を含めた他の組織と連携しながら活動していくことになるでしょう。

   今年、ユッカの会ではインターネット上にホームページを立ち上げました。それですぐに世界に繋がるわけではありませんが、このトップページで言及している『いつも現状を見つめながら、共に学び、共に楽しむ気持ちを大切にして、この会がお互いの良き出会いの場になるよう活動』するための大きなツールになるものと考えています。

   すでに、ユッカの会会員でインターネットに繋がっている方は約40%、その比率は年々高くなるものと考えられます。そう遠くない将来、多くの会員がこのホームページを通じて、意思や情報のやりとりをするようになることを願っています。

   いまは立ち上がったばかりの不十分なホームページですが、おおぜいのみなさんが使ってくださる日に備えて、見やすく使いやすい、そして役に立つホームページ作りをお約束します。

(2003年2月1日 ユッカの会事務局)