<カーオ・プン>

タイ語では「カノム・チーン」、その直訳は「中国の菓子」だが、菓子ではなく、麺である。米の粉を原料にした、日本の冷麦に似ている。イサーン語では、カノムチーンは「カーオ・プン」と呼ぶ。

カノム・チーンでもカーオ・プンでもいいが、これはタイ人に人気の軽食だ。各地に独特のナムヤー(掛け汁)があり、それをかけて食べるのだが、ロイエットには4種の掛け汁を用意した専門店がある。

「モー・ディン」という名のレストラン。「モー・ディン」とは「土鍋」の意。


東北部(右上のナーム・ヤー)、南部(右下、ゲーン・ルアン)、
中部(左上、ゲーン・キオワーン)、北部(ナーム・ンギオウ น้ำเงี๊ยว)の4種の掛け汁。

皿にカノム・チーンを取り
千切りキャベツ、生のインゲン小口切り、きゅうり、生のもやし、高菜などを
好きなように加えて、好みの汁を掛けていただく。

この写真では他に、ガイ・トート(鶏の唐揚げ)とソムタムが写っている。
ここで食べるときは必ずいっしょに注文する。
ゴマのついた鶏の唐揚げは下味も濃く美味しくて好物なのだ。
(ただし、私はタイの揚げ物に必ず付いてくる甘辛ダレはつけません。)

カノムチンは、ソムタムといっしょに食べても美味しい。
私はふだん、市場でソムタムを買ってくると、カノム・チーンも5バーツ分買い、混ぜて食べる。
ソムタムにはカオニオが付き物だが、カノム・チーンもさっぱりしてこれもいい。


1/6/'06

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