<その47> 蚊の出勤

1週間に1回だけ5時起きの日がある。先週は暑さがぶり返した週でとっても暑かった。その朝、いつものように電撃ラケットを手に洗面所まで進むのだが、ラケットに全く手ごたえがない。いつもは蚊のお休み処と化している洋服掛けのあたりにも 全くいない。

へんだな。いつものようなあの蚊の大群は、今朝はどうしちゃったのかな・・・

洗面所まで行って窓を開けるとだんだん外が明るくなり、そろそろ日の出だ。

なんとなく見ていたら、おや、入ってくる、蚊が1匹、2匹・・・

外が明るくなりかけたと同時に、ものすごい数の蚊が、窓から、上の斜め格子の桟からふわふわと舞いながら入ってくるではないか!

蚊の出勤風景。

見とれている場合ではない。早速電撃ラケットを手にして、バッシバッシと、いえ、バシバシバシバシ!!!!!と猛烈な勢いでなぎ倒す。

もうきりがないくらいだ。こちらも出かけるから早起きしているわけで、いつまでも戦っているわけにもいかず断念。

 

 

さて、今朝は23度と涼しい。こうなると蚊も飛ぶ勢いに力がない。数もそれほど多くはないので、バッシバッシと確実にしとめることができた。

この敬虔な仏教国で毎日殺戮を繰り返していてよいのだろうか・・・

11/18/'04

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