チャムチュリー

จามจุรี

この木が好きだ。遠くから見ると、どっしりと根を下ろした大木だが、
その姿は丸い傘のようで、つい、巨大なブロッコリーの房を連想してしまいます。

スコタイ遺跡で3月下旬に撮ったこの写真の中央も左も、チャムチュリー
(木の下の人間の小さいこと!←背の高い私ですけど・・)

街道にもよく植わっています。道路に大きく腕を広げたこの木の下は涼しげな木陰になっていて、
並木になっていれば、木のトンネルのよう。暑い日中、バスに乗って通り抜けるときなどは、ほっとします。

この大きさから葉も厚手のしっかりしたものと想像すると当てが外れるのです。

タイ語ではチャムチュリーですが、和名はアメリカネムノキ(アメフリノキ)、 英名はRain Tree

タイ日辞典を引くと、「ビルマネム、アメリカネム」とあり、どちらもチャムチュリーと呼ぶようです。
ミャンマー名は「ココ」・・かわいい呼び名ですね。

で、その葉ですが、日本のネムノキと同様に「暗さ」を感じると、その対生の葉をたたみます。
雨の降る前にたたみ、予告してくれるので、アメフリノキなのでしょうね。

葉と花は繊細なイメージ、遠景で思い浮かべるものとは随分違うところがまた好きです。

では、近づいてみましょう。

撮影したのが夕方だったので、葉は閉じていますね。


下は、トランの公園で、2月下旬、昼間に撮影したものです。

葉は・・というと・・・・

 

開いていますね(^^)v 黒いマメも見えます。

そう、チャムチュリーはマメ科の木でした。

2009年2月、はらはらと散って降ってくる花を撮りました@トランのお寺

おまけ:紛らわしい話

タイでは、この大木の材木が、チーク代用の彫刻材として使われているそうです^^;
チークは、伐採禁止になっているはずですし。
北部に行くと、この木でも十分にすばらしい木彫りのお土産が手に入りますよ〜

 

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