<お菓子作り教室>

友人が通う成人学級「お菓子作り教室」に飛び入り参加、見学させてもらった。

レシピのテキストブックに載っているお菓子のうち、自分たちの好きなものを選び
材料を揃えて持ち込み、先生からアドバイスを受けながら作る、というレッスンだそうだ。

行ってみてびっくり!
友人は「カスタード・ケーキ」という、プリンが上に載ったようなケーキを作るということだったが
持ち込んだ卵は40個!!!!

教室の中の器具はどれも業務用の大型ばかり。
レシピも業務用レッスンのものに違いない。


(パンやケーキの生地をこねている)

皆さん、ものすごい量の粉や砂糖や卵やバターを持ち込んで
さっさと自分用のボールや器具を確保して、勝手に始める。

通いなれて勝手知ったるお教室、という雰囲気の中
ある人はケーキ、ある人はパン、ある人は蒸し物、ある人はクッキー
といった具合に、調子よく進んでいる。

先生は大きな声で、生徒の質問に答え、時々ユーモアたっぷりに
何か喋って笑い飛ばす。なんとも明るい教室だ。

上の写真は、業務用ガスオーブンが横に3台並んだところ。

焼きあがったクッキーを見て!ひとりがこの3枚のトレイX2回分の量を作っているのだ。

向こうには順番待ちのパン生地が載っている。

不思議なことに、みんなそれぞれ勝手に進めてどの器具を使うにもかち合うはずなのに、
うまくまわっている。待つ人も他の人のを手伝ってみたり、非常に和やか。

9時に始まった教室(といっても、来る人はばらばらに遅刻してくるから
あまり関係ないが)そろそろ昼。

ひとつの机にそれぞれが持ち寄ったおかずが並ぶ。ご飯だけ、ここで炊くのだそうだ。

この会食が楽しかった!

そして、また、ぱらぱらと午後の作業にみな、散っていく。


(友人のNuiさん、うまくできあがったカスタード・ケーキににっこり)


こんなふうに、みんな作るものがばらばら。
他にも、インド人(私と彼女たちがこの日の外国人2組)の作ったカレーパン
(これが私は一番おいしかった)や、タイのお菓子、各種パン、クッキーなど
いろいろあったのに、写真を撮らずに、私はみんながくれるお菓子をつまんでばかりいた。

午後になって、オカマちゃん登場。お菓子ではなくて、料理を作ると言っていた。

こんなにたくさんのお菓子を一度に作ってどうするのだろう、と思っていたら、
きちんと小袋に詰めて、小売にする人もいるそうで・・・(-_-;)
さすが・・タイ・・・・・

1コース、3ヶ月で900バーツ。業務用器具を使えて、材料だけ持ち込めば
短時間で何種類だってできちゃう。小売にしたっていいのだ、何しろ
職業訓練を目的としたお教室なのだから。

というわけで、やっぱり、予測とは大違いの
お菓子作り教室での一日だった。

メニューに戻る     次へ