<ソフトオープン>
とは、どういうことかと思ったら、ショッピングコンプレックスなどが新規オープンする日、全館内一斉オープンするのではなく、一部の店舗が開店することを言うようだ。
ロイエットのスーパーの隣りに出来た(映画館+レストラン+娯楽系店舗の)コンプレックスも、11月の半ばに映画館が営業開始、その後、ドラッグストアのWatsonがオープン、やがて「本当の開店日」というのを大々的に宣伝して、CD屋、携帯電話屋、金融業店舗、パン屋、カフェ、アイスクリームのSwensenなどが一斉にオープンしたが、それでもまだ開店準備中の区画が残り、工事業者が入ったままであった。結局クリスマス前にピザ屋のThe Pizza Company がオープンしてこれでようやく出揃ったようだ。段階的にオープンすることによって、その度に客は興味津々でやって来るから、ソフトオープンにもそれなりの効果があるのだろう。
ソフトオープン@サイアム・パラゴン
バンコクでは12月初旬に、サイアム・パラゴン(サヤーム・パラゴンと発音するが)がソフトオープンした。たまたまバンコクにいたので、3日目に行ってみたら、タイでこれほどの人数が集まっている建物は初めて見た。
行列は、東洋一の水族館入場を待つ人々だ。入場料450バーツは破格に高いと思われるが、それに見合う規模なのだろうか、とにかく好奇心は働くが、並ぶ気にはなれなかった。もう少し落ち着いたら是非是非訪れてみたい。
1階はフードフロアになっていて 各国料理店がぎっしり。 オープン感覚で点在している。 |
人気の日本食も何店か見える。「餃子」はバンコクに有名らしき専門店(もちろん中華)があるが、どういうわけか、日本食のジャンルにも入っており、ここでも実演販売をしていた。が、餃子を包む手元がおぼつかない、注文に対し切れていない、だいいち形が不揃いだ、思わず手伝いに入りたくなるような感じであった。日本料理店の惣菜コーナーもあったが、ほんのひと口の南瓜の煮付けが35バーツ、高いんではないの?タイにはないホクホク南瓜なら許せるかな。どちらかというと、和食よりパンやピザやケーキが恋しい私は Subway のサンドイッチに齧りついて満足。
いけないいけない、すぐ食の話になってしまう。ソフトオープンの話だった・・・
エスカレーターを上がると、というか、エスカレーターで運ばれていく途中の壁や柱や次階の床当たりに目が行くと、あらら、まだ完成していない細部があちこちに。電気系統の配線後も処理できていず、穴もガタガタのまま、ペンキも細部まで塗っていず、床張り模様も継ぎ目が不揃い・・・欠点探しをするわけではないが、いったん目に付くと、どれどれ、あ、ここもあそこも、ということになる。一部店舗が未開業のソフトオープンならわかるが、すでにあらかたオープンしているフロアの細部はいったい次にいつ完成させるのだろうか。夜中にやるのだろうか。
エスカレータで振り向けば・・ 壁は模様ではなく、ペンキ塗り未完成 |
足元に目をやれば・・ ここもペンキ塗り終わっていず |
正面のLoft店内は完璧 こちら側はまだ工事中 |
上階に行くほど未開業に店部分が多かったが、ブランド店が多く、オリエンタルホテルのカフェも入っている。Loftには高級文具が入っているし、紀伊国屋は開店記念10%オフだし、それなりに楽しんでひとまわりしてきた。素敵に立派な外観に見合う内装仕上げをしていれば素晴らしいのに、と残念だが、好きなサンドイッチも食べたことだし、マイペンライ。
以上、12月11日撮影
正月はまたバンコクだったが、相変わらず混んでいて、付近の道路は渋滞していた。水族館は今回も見送り。
1/7/'06