<石の魚博物館>
タイで「○○博物館」と聞いても期待しないようになってしまったが
(なぜかと言うと、博物館とは名ばかりの内容にがっかりさせられること幾たびか・・)
そもそも ピピタパン を「博物館」と訳すのが間違っているのかもしれないが、
英語でも Rock Fish Museum と県の案内リーフレットにある。
で、今回も、直訳「石の魚博物館」にはあまり期待しないまま連れて行ってもらった。
のっけから、案内板も見落とすほどの博物館のつつましさ・・・
そういえば、「自宅が博物館化している」とのことで、普通の庭付きの一戸建てなのだった。
庭で草刈をしていたおじさんが、そこのご主人=館長=彫刻家なのであった。
ところが・・・
案内してもらいながら目にする、魚をはじめとした海の生物に感嘆!
(その他、おまけ的に彫ったもろもろもあり楽しめる)
立派な博物館ではなく、素朴な環境の素人的展示だからこそ味わえる楽しさだ。
おじさんは、キティ・スィンウドム氏。
元漁師だから、魚の種類には詳しい。
1992年から彫り始めて、タイで見られる殆どの魚は彫ったとのこと。
いまや、1000匹以上!
石を手に入れると、その模様から着想が湧くのだそうだ。
今でも毎日彫っている。
好きでやってるから儲けようなんて考えない。
この博物館は無料公開です!
それでは、ほんの一部ですが、写真でご覧ください。
実は、写真を選んでいて感じたのだけれど、実物よりチャチに見える(・_・;)
実際はもっと迫力あります(おじさんの名誉のためにも)!
ノミと金槌を手にしたキティ氏
下の陳列は、最後にキティ氏が被せてあった覆い布をとって見せてくれた
傑作揃い。すべてお皿に載っていた!
圧巻はこれ
お見事でした。
2010年12月30日
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