1.図は1月15日の太陽の一日の動きを透明半球に記録したものであ
 る。ただし、観測したのは午前8時から午後4時までで、記録した線を
 なめらかに半球の縁につないで完成させてある。P点・Q点を記録し
 た時刻は午後1時5分と午後3時5分で、弧PQの長さは10.8cmだった。
 また、太陽の道すじの全長は54cmであった。観測した地点を北緯36
 度・東経140度、この日の日没時刻を午後4時50分として、次の問いに
 答えなさい。

 

(1)A〜Dのうち、どれが南を表しているか。記号で答えなさい。
(2)この地点でのこの日の太陽の南中時刻は何時何分か。「午前」または「午後」をつけて答え
  なさい。
(3)この日から5ヵ月後、同じ地点で太陽の動きを透明半球に記録した。結果はどのようになる
  と考えられるか。次の中から選んで記号で答えなさい。

   
(4)同じ1月15日に北緯44度・東経142度の地点で太陽の動きを観測したとき、北緯36度・東経
  140度の地点と比べて日の出の時刻と南中高度はどうなるか。正しいものを選びなさい。
 ア.日の出時刻は早くなり、南中高度は高くなる
 イ.日の出時刻は遅くなり、南中高度は低くなる
 ウ.日の出時刻は早くなり、南中高度は低くなる
 エ.日の出時刻は遅くなり、南中高度は高くなる

 

 

2.厚紙に「東西」「南北」の直交する直線を2本引き、中心に垂直に棒を立てて装置を作った。
 これを春分・夏至・冬至付近の晴れた日に、厚紙の東西を観測地点の東西に合わせて水平な
 地面に置き、午前8時から午後4時まで2時間ごとに棒の影の先端位置を点として記録し、点を
 なめらかな曲線で結んだ。図1は装置の形、図2は季節ごとに記録した3回ぶんの結果である。
 次の問いに答えなさい。

  

(1)棒の影は冬至の日付近の午前中には厚紙のどの範囲にあると思われるか。図3のア〜エ
  から記号で選びなさい。
(2)夏至の日付近の記録は図2のA〜Cのどれか。記号で答えなさい。
(3)影の長さと棒の長さを使って作図し、その日の太陽の南中高度を分度器で測る方法がある。
  影がどこにあるときの長さを利用するか、簡単に答えなさい。