1.ふ入りのアサガオの鉢植えを用意し、一昼夜暗室に
 置いてから、右図のようにある1枚の葉の一部をアルミ
 ニウムはくでおおって数時間太陽光に当てた。
 その後、この葉にある処理(1)をしてから水で葉を洗い、
 うすいヨウ素液をかけた。次の問いに答えなさい。
 ただし、図のCとDはふの部分、Bは緑色でアルミニウム
 はくでおおった部分、Aはその他の緑色の部分とする。

(1)ある処理とはどんなことか。次のア〜ウの中から1つ
 選び、記号で答えなさい。また、この処理を行う理由を
 答えなさい。
 ア.塩酸につけてから湯に1分間つける
 イ.熱湯につけてからあたためたエタノールにつける
 ウ.水酸化ナトリウム水溶液で煮て塩酸で中和する

(2)植物を一昼夜暗室に置いた理由を答えなさい。
(3)AとBの部分で、うすいヨウ素液をかけた後、色が変化したのはどちらで、何色に変化したか
  答えなさい。
(4)(3)で色が変化したのは植物のどんなはたらきでどんな物質がつくられたからか。植物の
  はたらきとできた物質名を答えなさい。
(5)(3)の結果から、(4)のはたらきにはどんな条件が必要であることがわかるか。
(6)CとDのふの部分はヨウ素液による色の変化はなかった。これは、ふつう、葉にあるはずの
 (4)のはたらきをするものがふの部分にはないからである。ふつうの葉にはあり、ふの部分に
  はないものとは何か。

 

2.オオカナダモを使って光合成と呼吸のようすを調べる実験を次の手順によって行った。

【実験の手順】
・試験管を3本用意し、それぞれに水を注いでBTB溶液を加え、
 適当なアルカリ性水溶液を少量加えて青色にする。
・それぞれの試験管の液体に息を吹き込んで緑色にする。
・AとBの試験管にはオオカナダモを入れ、各試験管には栓をして、
 Bの試験管はアルミニウムはくで完全におおった。
・それぞれの試験管に太陽光を数時間当てて変化を調べた。

次の問いに答えなさい。

(1)光合成はある物質と水を使って養分を合成するはたらきである。はく息の中にふくまれる
  ある物質とは何か。物質名で答えなさい。
(2)(1)の物質が水にとけると何性になるか。
(3)実験後の試験管Aの液体は( a )色に変化した。これは( b )により、液中の(1)が
  ( c )ためである。実験後の試験管Bの液体は( d )色に変化した。これは( e )によ
  り液中の(1)が( f )ためである。語群からa〜fにあてはまる言葉を選んで答えなさい。
   
(4)AとBの試験管の変化のようすから、光合成にはどんな条件が必要であるか答えなさい。
(5)実験後の試験管Aのオオカナダモにはたくさんの気泡がついていた。この気泡はどんな
  物質であると考えられるか。物質名で答えなさい。
(6)Cの試験管は実験後も何も変化しなかった。Cは光合成が植物のはたらきによるものである
  ことを確認するために用意した試験管であるが、このようなものを用意する実験を何実験と
  いうか。