1.よくみがいた金属製のコップに水と温度計を入れ、氷を少しずつ入れながら水温を下げてい
 ったところ、水温が15度のとき、コップの表面に水滴がつき、くもり始めた。気温は20度であっ
 たとして、次の問いに答えなさい。気温と飽和水蒸気量の関係はこちらの表を使用する。

(1)コップのまわりの空気の露点は何度か。
(2)この空気の湿度を小数第1位を四捨五入して整数で答えなさい。
(3)この空気を11度まで冷やすと、空気1m3あたり何gの水滴が生じるか。
(4)(3)の空気を容器に密閉し、あたためていった。湿度が41%になるのは次のどれに近いか。
   ア.18度  イ.20度  ウ.22度  エ.24度  オ.26度  カ.28度  キ.30度

   

2.標高0mのある部屋の中に設置した乾湿計の示度が乾球22.0度、湿球18.5度であった。この
 部屋の空気を容積1m3の金属製の容器に入れて密閉し、外気にさらしながら標高1500mの山
 頂まで運ぶ途中、ある標高のときに容器内部に水滴が生じ始めたのが見えた。次の問いに答
 えなさい。ただし、容器は内部が見えるように透明な窓がついているものとし、標高が100m高
 くなるごとに気温は0.6度ずつ下がるもの、山のふもとの気温は乾湿計のあった部屋の室温と
 同じであるものとする。また、湿度表はこちら、飽和水蒸気量のデータはこちらを使用する。

(1)乾湿計のある部屋の湿度は何%か。
(2)金属製の容器に入れた空気にふくまれる水蒸気量は何gか。小数第1位まで求めなさい。
(3)容器内部に水滴が生じ始めた標高は次のどれに近いか。1つ選んで記号で答えなさい。
   ア.300m  イ.500m  ウ.600m  エ.1000m  オ.1200m
(4)山頂では容器内に生じる水滴は何gになるか。小数第1位まで答えなさい。

   

3.壁の高さ2m、底面積10m2の床の小さな部屋がある。表A・Bはこの部屋の中で2日間にわた
 って気温と露点を2時間ごとにはかり、記録したものである。部屋の窓は開閉できるものとし、
 閉めた場合は外との空気の出入りはないものとする。また、部屋の中の物体(測定者・測定器
 具)の体積は考えなくてよい。
【1日めの測定】窓を全開し、風通しをよくして午前10時から午後8時まで測定した
【2日めの測定】窓を完全に閉め、午前9時50分まで加湿器と暖房器具を使用し、午前10時から
          午後8時まで測定した
   
次の問いに答えなさい。気温と飽和水蒸気量の関係はこちらを使用するものとする。

(1)1日めの測定結果は表A・Bのどちらだと考えられるか。記号で答えなさい。
(2)1日めの天気はどうであったか。次から選んで記号で答えなさい。
   ア.朝からずっと晴れていた   イ.雨がずっと降っていた
(3)1日め午後2時の湿度を小数第1位まで求めなさい。
(4)2日め午前10時の部屋全体の水蒸気量を求めなさい。
(5)2日めは何時ごろに水滴が生じ始めたか。
(6)2日め午後8時には部屋全体で何gの水滴が生じているか。