1.右図はA・B・Cの3地点で観測した地震計の記録であ
 る。午前6時24分19秒に地点Cで小さなゆれが始まり、
 午前6時24分24秒に大きなゆれが来たことを図中に記
 してある。地点A・Bについても図中にそれぞれのゆれ
 の到着時刻が記されている。次の問いに答えなさい。

(1)地点Aと地点Cの震源距離の差は21.6kmである。
  この地震のP波とS波の速さは何km/秒か。ただし、

  地震は地表ごく近くで起こり、震央と地点Aと地点Cは地図上で一直線上にあるとする。
(2)地点A〜Cで震源から最も遠い地点の震源距離は72kmであることがわかっている。
  この地震が発生した時刻を求めなさい。
(3)A・B・C各地点の震源距離を求めなさい。

 

2.地震はおもに( ア )の移動が原因で引き起こされると考えられている。日本列島は( ア )
 のぶつかり合いにより地殻が東西に力を受けやすく、地殻内部で起きる地震も多い。地下の
 岩石が力を受けて、岩石がひずみ、耐えられなくなると岩石が壊れて地震が発生するが、
 このとき、地層が切れてずれたり(イ)土地が盛り上がって高くなったり(ウ)土地が沈み込ん
 で低くなったり(エ)することがある。震源で地震が起きると、2種類の地震波(オ)が発生し、この
 地震波の速さが違うために、各観測地点では各地震波の到着時刻に差ができる(カ)
 この差にあたる時間中弱いゆれ(キ)を感じるが、遅いほうの地震波が到着すると強いゆれ(ク)
 がくる。( ア )が沈み込むところはとくに地震多発地帯となっている。次の問いに答えなさい。

(1)問題文中の( ア )にあてはまることばを答えなさい。
(2)下線部イのようになる現象、下線部ウ・エのような動きをそれぞれ何というか。
(3)下線部オの地震波の名前を2種類答えなさい。
(4)下線部カの差の時間を何というか。また、観測地点の震源距離とどんな関係にあるか。
(5)下線部キ・クのゆれはそれぞれ何と呼ばれるか。

 

 
3.ある地域で14時33分に地震が発生した。
 図の黒い点はそれぞれの観測地点、近くの数字はゆれ
 を感じ始めた時刻を秒の位だけ表している。
 (例:地点Aでは14時33分41秒にゆれを記録した)
 図の1めもりは10kmの距離を表している。
 (例:BC間の距離は200km)
 この地震のP波の速さを8km/秒、S波の速さを4km/秒と
 して次の問いに答えなさい。ただし、この地震は地表付   近で発生したとし、震源の深さは無視できるとする。

(1)この地震の震央と考えられるのはア〜ウのどこか。 ひとつ選んで記号で答えなさい。 
(2)地点Bで主要動が始まった時刻はいつか。
(3)地点Cでの初期微動継続時間を求めなさい。