レポートの書き方

レポートは報告書です。他人(先生など)が読んで、わかりやすいものでなくてはいけません。
ていねい語を使わず、端的に表現しましょう。
人に読んでもらうものだから、整った字が書けなくても、ていねいに書くことが基本です。
各ページにはページ番号もつけておきましょう。
イラストやグラフや目立つ色など、効果的に使って見やすく仕上げてください。

書き方はいろいろなパターンがあるので、ここでは私が一般的だと思う方法を載せます。
用紙や書き方のきまりの説明がなかったときなどに参考にしてください。

学校で書き方の指導があったときは、それに従ってください。
用紙や項目がプリントとして配布されたものであるときは、それに答えるように書き込んでいきましょう。

実験系のレポート

1.表紙
題名
(実験名)・実施した日付クラス氏名などを書きます。

2.目的(実験のねらい)、準備するもの手順
教科書の表現を参考にしましょう。実験器具の図もつけるといいですね。
手順は箇条書きにします。(基本的に教科書を丸写しできる部分です)
目的・準備するもの・手順はそれぞれページを変え、分けて書いても見やすいです。
この場合、レポートの下の空白は大きくてもかまいません。

3.結果
成功しても失敗しても、結果(事実)をそのまま書きます。
数値を調べたときは、数値を載せるとともに、グラフや表に表すといいです。

4.考察
この実験からわかったこと、気づいたこと、失敗した場合はその原因について考え、まとめます。

5.感想
考察は客観的に書きますが、ここは主観的でいいです。工夫したこと、苦労したこと、感じたことなどを書きます。
もっと発展させて何かを調べたくなったときはそのことも書きましょう。

調べ学習系のレポート…テーマが決まっている場合

1.表紙
題名(テーマ)・クラス氏名などを書きます。

2.目的
どんなことが知りたいのかを書きます。
【例】いろいろな電池の種類と使用目的を調べるなど。

3.調べる方法
どんな方法で調べたかを書きます。
【例】インターネットで調べる・図書館で調べる・電器店に行って実物を見るなど。

4.わかったこと
ここはテーマによって書き方がかなり違うと思います。
調べてわかったことをわかりやすく、人に教えるように、まとめて書くことが大事です。
小項目をつくり、まとめるとよいでしょう。

5.感想
テーマやわかったことについての感想や、工夫したこと、苦労したこと、調べていく上で考えたことを書くといいです。
次は何を調べたくなったかを書くと好印象ですね。
【例】リチウム電池のしくみを書いたものが見つからなくて苦労した、新しい電池を自分で発明してみたいと思った、など。

6.参考文献
図書館や自宅などの本を参考にした場合、本の名前と著者を書きます。
インターネットで調べた場合は、ページ名(トップページの場合)とURL(ページのアドレス)を書きます。

調べ学習系のレポート…自由研究など、テーマが決まっていない場合

実験系の自由研究なら、インターネットで検索するとたくさん紹介されていますが、調べ学習の場合、テーマの決定がいちばん大変です。
授業で習った内容で、もっと深く知りたいものや、ふだんから興味があったことがあれば調べましょう。
見つからない場合は、追究したいと感じるものがありそうな情報の豊富なページを見てみるのもいいですね。
何か興味が持てるものがあるはずです。テーマさえ決まれば、半分完成したようなものです。
自由研究がテーマのサイトを検索し、ほかの人が研究した内容を参考にそれをもっと発展させるのも「手」です。

1.表紙
題名(テーマ)、クラス氏名などを書きます。

2.目的このテーマを選んだ理由(きっかけなど)
何を調べたのか、どんなきっかけで調べてみたくなったのかを書きます。
【例】新聞の天気図を毎日見ていたら、どんなふうに天気が変わっていくのか規則性が知りたくなった、など

3〜6は上述のテーマが決まっている場合と同じです。

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