公式を覚える

公立中学で習う公式はそんなに多くありません。

オームの法則… 電圧E(V)=抵抗R(Ω)×電流 I (A)

電力の公式… 電力P(W)=電圧E(V)×電流 I (A)

 (音、地震、物体の運動など)

その他、公式化していませんが、きまりを覚えて計算するものもあります。
(回路の電流・電圧、化学変化と物質の質量、星の運動など)

グラフや表などから足し算・引き算で計算するものもあります。

単位を正確に覚える

「/」をふくむ単位を正確に覚えると、公式は導き出せます。

【例】密度の単位はg/cm3
 「/」は「割る」という意味で、分数を表します。
 単位を見ると、密度とは、g(質量の単位)をcm3(体積の単位)で割ったものだとわかります。
 密度(g/cm3)=質量(g)÷体積(cm3
 ここから図をつくるなり、式を変形するなり、方程式を使うなりして、公式を使うことができますね。

同様に圧力(N/m2)は力(N)を面積(m2)で割ったもの、
速さ(m/秒)は距離(m)を時間(秒)で割ったもの、という感じで、公式を覚える手間が省けますね。

密度・圧力は単位をしっかり覚えてください。

計算の途中式は単位をつける

公式は単位をつけて計算しましょう。単位ごと計算してしまう、という感覚ですね。
途中式に書くときに単位をつけておけば、ミスを防ぐことができます。
テストのとき、答えに単位をつけ忘れることもなくなります。

【例】250Nの力が面積50cm2にはたらいているときの圧力は?
単位をつけないと… 50÷10000=0.005 250÷0.005=50000
単位をつけると… 50cm2=50÷10000m2=0.005m2 250N÷0.005m2=50000N/m2

換算が必要なときや、手順を分けて計算するときに、単位を書かないと何をやっているのか、わからなくなることが多いです。

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