日本では、太陽は東のほうから南を通って西のほうへ動き、夏の太陽は高く、冬の太陽は低いですね。
南半球や赤道上、極地では太陽はどのように動いて見えるのか、ちょっと考えてみましょう。
春(秋も同じ)・夏・冬の3つの季節のとき、地球が自転しているようすから想像してみます。

自転の向きは地球上どこでも変わらなく西から東なので、太陽の動きも地球上どこでも東から西だということは想像できますね。

太陽の通り道は東西対称ですので、「明け方または夕方」と「正午」の観測者に注目して考えてみましょう。

日本が春分のとき

公転面の真横から、太陽が左側にくるようにして地球を見てみます。

北極点
太陽の高度はほぼ0°
地平線すれすれを通る

 

太陽は地球上どこでも真東からのぼって
真西にしずみます。

※北半球は北緯23.4°〜66.6°の地点
 南半球は南緯23.4°〜66.6°の地点
 での太陽の動きを考えます。

北半球
南の空を通る
赤道上
天頂を通る
南半球
北の空を通る
南極点
太陽の高度はほぼ0°
地平線すれすれを通る

日本が夏至のとき

公転面の真横から、太陽が右側にくるようにして地球を見てみます。

北極点
太陽はしずまない
(白夜)夜はこない

 

太陽は北よりの東からのぼって
北よりの西にしずみます。

※北半球は北緯23.4°〜66.6°の地点
 南半球は南緯23.4°〜66.6°の地点
 での太陽の動きを考えます。

北半球
南の空を通る
南中高度は高い
赤道上
北の空を通る
南半球
北の空を通る
太陽の高度は低い
南半球は冬
南極点
一日中太陽は見えない
昼はこない

日本が冬至のとき

公転面の真横から、太陽が左側にくるようにして地球を見てみます。

北極点
一日中太陽は見えない
昼はこない

 

太陽は南よりの東からのぼり、
南よりの西にしずみます。

※北半球は北緯23.4°〜66.6°の地点
 南半球は南緯23.4°〜66.6°の地点
 での太陽の動きを考えます。

北半球
南の空を通る
南中高度は低い
赤道上
南の空を通る
南半球
北の空を通る
太陽の高度は高い
南半球は夏
南極点
太陽はしずまない
(白夜)夜はこない

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