四季の星座

全天には88個の星座があります。日本から見えない星座もありますが、それぞれの季節にいろんな星座が私たちの目を楽しませてくれます。
ここでは、いつ、どの方角にどんな星座が見えるかをマスターしましょう。

観測者の位置の変化

太陽や星座はその位置を変えているわけではありませんが、地球から見ると動いて見えます。
これは地球の自転公転による見かけの運動でしたね。
まず、観測者の1日の位置の移り変わりを理解しましょう。これはとても重要です。

地球が太陽に対してどの向きになっていても、
地球の太陽側が昼太陽の反対側が夜です。

1日の観測者の位置は4か所おさえましょう。
迷うのは「明け方」と「夕方」だと思いますが、地球が太陽に対してどの向きになっていても、
太陽がどちらにあるか
地球の自転の向き
から判断しましょう。

正午…太陽にいちばん近づいた場所
  太陽の観測では重要な位置です。
  星は太陽の光で見えません。

※これは北極星側からおもに北半球を見ています。

夕方…自転によって太陽から
    遠ざかる場所
真夜中…太陽からいちばん遠い場所
 星座の観測では重要な位置です。
 太陽は地球の裏側なので見えません。
明け方…自転によって太陽に
      近づいていく場所

特別な指定がなければ、正午を午後0時、夕方を午後6時、真夜中を午前0時、明け方を午前6時と考えて問題を解きましょう。

日本(北半球)での観測者にとっての方角は

・観測者は南を向いて立っている
・観測者にとって右が西で左が東(天体は左から右へ日周運動をする)
・観測者は地球の中心を下にして立っている

ことを理解していれば大丈夫です。

季節の見分け方

観測者は地球という乗り物に乗って星座を見てまわります。
それぞれの季節に太陽や星座に対して観測者がどの位置にいるのか、しっかりつかみましょう。

太陽のまわりを地球が公転して
いるおなじみの図です。

北極星側から見た
地球の公転自転の向き
しっかり覚えてください。

どの地球が夏なのかを覚えれば、
公転の向きからほかの季節の
地球も判断できます。


自転と公転の向き…どちらも北極星側から見て反時計回り

北半球の夏至…北極側の地軸が太陽のほうにかたむいているとき

春分、夏至、秋分、冬至それぞれの地球で、夕方〜明け方の観測者の位置は地球の自転の向きとカゲ(夜)になっている部分で判断します。
想像してみてから、ボタンをクリックしてみてください。


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