タマネギの根の観察方法
授業ではタマネギの根の成長点付近を観察しましたか?
この観察は試料にいろいろな処理をしてから行いますね。それぞれの操作の意味や理由をつかんでおきましょう。
冬をこしたタマネギを水栽培して根を育てます。
収穫したばかりのタマネギは発根しにくいです。
冬をこしたタマネギは発根しやすいからですね。先端部分を5mm程度切りとります。
細胞分裂を見るためには成長がさかんな根の先端を使います。うすい塩酸に入れて湯で1分間あたためたあと
水洗いをします。
細胞1個1個をばらばらに離れやすくするためです。
塩酸で処理した細胞は死ぬので、分裂が止まった状態で
固定されます。柄つき針で軽くつぶします。
1個ずつ細胞をばらばらにします。染色液(酢酸カーミン液または酢酸オルセイン液)
をかけ、数分後にカバーガラスをかけます。核を染色して観察しやすくするためですね。
しっかり染色されてからカバーガラスをかけましょう。ろ紙をかぶせます。
よぶんな染色液を吸いとってくれます。カバーガラスをずらさないように、
試料を垂直におしつぶします。
細胞の重なりをなくし、見やすくするためですね。この後顕微鏡で観察すると、細胞分裂途中のさまざまな細胞のようすを見ることができます。
※Aは全角カタカナで入力してくださいね。
@ソラマメの根でいちばん成長がさかんな部分はa〜cのどこか?
A植物の細胞分裂のようすを順序よく並べよ。
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