化学エネルギー…化学変化を起こして熱や光や電気などを出す物質がもつエネルギー
熱が出る反応(いっぱんに化合は発熱反応)
鉄の酸化…鉄+酸素→酸化鉄+熱(化学かいろに利用)
生石灰と水の反応…酸化カルシウム+水→水酸化カルシウム+熱
(発熱機能付き食品に利用)
炭素の燃焼…C+O2→CO2+熱
水素の燃焼…2H2+O2→2H2O+熱
鉄と硫黄の化合…Fe+S→FeS+熱
有機物の燃焼…有機物+酸素→水+二酸化炭素+熱
(天然ガス・プロパンガスの燃焼、重油・ガソリンの燃焼、生物の呼吸)
熱をうばう反応(いっぱんに分解は吸熱反応)
炭酸水素ナトリウムの分解…2NaHCO3→Na2CO3+H2O+CO2−熱
酸化銀の分解…2Ag2O→4Ag+O2−熱
水酸化バリウムと塩化アンモニウムの反応
…水酸化バリウム+塩化アンモニウム→塩化バリウム+アンモニア+水−熱
溶解熱(多量の水にとけるときに出入りする熱 化学変化ではない)
水酸化ナトリウムが水にとけると熱を発生
硝酸アンモニウムが水にとけると熱をうばう(瞬間冷却パックに利用)
化学電池…電流を通す水溶液に2種類の金属を入れると電流がとり出せる

エネルギー資源…電気エネルギーはもっとも利用しやすいエネルギー
火力発電…化石燃料の化学エネルギーを利用
化石燃料を燃やして湯をわかし、蒸気で発電機のタービンを回す
長所…大量のエネルギーが得られる
短所…化石燃料(石油・石炭・天然ガス)は限りがある 二酸化炭素の大量発生
水力発電…水の位置エネルギーを利用
ダムでせきとめた水を落下させ、発電機の水車を回す
長所…環境を汚さないクリーンな発電方法
短所…水力発電所の建設が困難
原子力発電…ウランの化学エネルギーを利用
ウランが原子核分裂をするときに出る熱で蒸気をつくり発電機のタービンを回す
長所…少量の資源で大量のエネルギーが得られる
短所…資源に限度がある 放射線のとりあつかいが難しい
燃料電池…水素と酸素の化学エネルギーを利用
水の電気分解の逆の原理で、水素と酸素から電流と水を得る
太陽電池…太陽の光のエネルギーを利用
太陽電池に光をあて、光のエネルギーを電気エネルギーに直接変換
※火力発電・水力発電・原子力発電が主流となっている
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