化学電池…化学変化を利用して電流をとり出す装置

電解質の水溶液2種類の金属(電極)を入れ、
導線でつなぐ

金属のイオンになりやすさの違いによって、
電流をとり出すことができる

イオンになりやすいほうの金属→−極となる
イオンになりにくいほうの金属→+極となる

電池のしくみ…亜鉛板から銅板に電子が流れる回路ができる(例…ボルタの電池)

    うすい硫酸の中に亜鉛板銅板を入れる
(亜鉛のほうが銅よりイオンになりやすい)
硫酸は水素イオンと硫酸イオンに電離している

電子を電極に残して亜鉛がイオンになる

導線を通って銅板のほうへ電子が移動
(電子が移動した=電流が流れた)
ただし、電子の移動の向きと電流の向きは逆

銅板で水溶液中のH+(水素イオン)に電子を渡す

H+は電子を得てH(水素原子)になる

Hが2個結びついてH2(水素分子)となり、
銅板から水素発生

ボルタの電池では、イオン化しやすい亜鉛が先にとけて−極となる

イオンになりやすさ…金属にはイオンになりやすい・なりにくいの傾向がある

【例】銅と亜鉛では亜鉛が−極になる
   マグネシウムと亜鉛ではマグネシウムが−極になる