身のまわりにはさまざまな音があります。「大きさ」・「高さ」・「音色」で音は決定され、これを「音の三要素」といいます。
ここではその中の音の大きさや高さについておさえましょう。

音の波形

オシロスコープやコンピュータなどを使うと、
音の波形を目で見ることができます。

波形の見方をつかみましょう。


振幅…もっとも大きく振動した幅

振動数…1秒間に振動する回数
      単位…Hz(ヘルツ)

※グラフの縦軸は振幅、横軸は時間を
 表しています。

※ふつうの音の波形はこのようなきれいなカーブを描いていません。音叉(おんさ)で出した音はほぼこの形になります。

「弦のようす」「音の大きさ」「音の高さ」と振幅・振動数の関係

モノコードで弦のようすを変えながら音の大きさや高さを調べ、波形との関係をつかみます。
もとの音の波形(上のほうの図)と比べながらラジオボタンをクリックしていってください。

*******弦のはじき方か弦の長さのどちらかを変える*******

音の大きさ

弦を強くはじく
  振幅が大きくなる→音が大きなる
 モノコードの弦の振幅が大きくなる→波形の振幅も大きくなる

弦を弱くはじく
  振幅が小さくなる→音が小さくなる
 モノコードの弦の振幅が小さくなる→波形の振幅も小さくなる

音の高さ

こまを移動して弦を短くする
  振動数がふえる→音が高くなる
  (波の数がふえたことに注目)
 弦の振動が速くなる→波形の振動数がふえる
 モノコードの弦の
張り方が強い・弦が細いときも音は高くなる

こまを移動して弦を長くする
  振動数がへる→音が低くなる
  (波の数がへったことに注目)
 弦の振動がおそくなる→波形の振動数がへる
 モノコードの弦の
張り方が弱い・弦が太いときも音は低くなる

*********弦のはじき方も弦の長さもどちらも変える********

弦を短くして弱くはじく→高く小さいになる

弦を長くして強くはじく→低く大きいになる

弦を長くして弱くはじく→低く小さいになる

弦を短くして強くはじく→高く大きいになる




音の大小
振幅で決定
弦を強くはじく→振幅が大きい→音が大きい
弦を弱くはじく→振幅が小さい→音が小さい
音の高低
振動数で決定

弦を強く張る・弦が短い・弦が細い振動数が多い→音が高い
弦を弱く張る・弦が長い・弦が太い振動数が少ない→音が低い

波形の振幅の大きさを見れば音の大きさが、波の数(振動数に比例)を見れば音の高さがどうなったのかわかりますね。

 

モノコードで弦の状態をいろいろ変えてみて、6つの波形を観察した。
アは弦におもりを1個つり下げて弦をふつうにはじいたときである。

@オと同じ音の高さをすべて選べ。
  ア   イ   ウ   エ  
 

Aアのときより弦を短くして、アより強くはじいたときの波形を選べ。 
イ  ウ  エ  オ  

Bアのおもりをとり去った後、アのときより弱く
 はじいたときの波形を選べ。 
イ  ウ  エ  オ  

top  > 身のまわりの現象 > 音 > 音の性質