質量パーセント濃度
水溶液が「濃い」とか「うすい」と表現することはよくあります。どのくらい濃いかを数字で表したものが質量パーセント濃度です。
食塩水の場合、「食塩水全体の質量」に対する「食塩の質量」で質量パーセント濃度が決まります。
数学で習うようになったので、もう理科では計算のしかたは出てきませんが、理科でも必要な知識です。
余裕のある人や数学で苦手な人はここで勉強してください。
質量パーセント濃度の公式
水溶液が砂糖水の場合なら、砂糖が溶質、水が溶媒ですね。
水溶液全体に対する溶質の質量の割合を「%」で表したものです。
この2つの式で問題を解いていきます。実際にやってみましょう。
【例題1】 水114gに食塩を6gとかしたとき、何%の食塩水が何gできるか。 この場合、とけているのは食塩なので、溶質は食塩です。
何gの食塩水になるのかは、水と溶質を足せば出てきます。水溶液の質量(g)=114(g)+6(g)=120(g)
120gの食塩水ができます。
この食塩水には食塩(溶質)が6gとけているので、濃度の公式に数値を代入して
答えは 5%の食塩水が120gできる
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