気象観測のしかた

天気はある程度のきまりを守って移り変わりますが、けっこう気まぐれです。
できるだけ正確に天気の移り変わりを予測するためにも、気象観測は決めた時間に毎日行います。

用語の大まかな意味

気圧
(大気圧)
空気の重さによる圧力 (海面上)1気圧=約1kg重/cm2=1013hPa(ヘクトパスカル)
湿度 空気のしめりぐあい その気温の飽和水蒸気量に対する現在の水蒸気量の割合(%)
風向 風の向き 風がふいてくる方向16方位で表す
(例:
からふいてくる風は「の風」)
風力 風の強さ 0〜1213階級で表す(風力階級表を参考にする)
雲量 空全体を雲がしめる割合 空全体を10としたとき、雲がしめる面積の割合で天気を判断する

※気圧・湿度は別の小単元で説明します。 気圧はこちらへ 湿度はこちらへ

観測のしかた

1.天気…空を見上げ、雲量を観測して天気を決める。

2.風向・風力風向計やけむりなどで風がふいてくる方向を調べ、16方位で表す。
         風力は風力階級表を参考にして決める。

3.気圧アネロイド気圧計などではかる。

4.気温・湿度温度計のめもりは最小めもりの10分の1まで読みとる。
         湿度は乾湿計の乾球と湿球の示度の差から湿度表で読みとる。

注:温度計は地上から約1.5mの高さの球部に直射日光をあたらない風通しのよい場所に設置する。ふつう、百葉箱の中ではかる。

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