化学式とは物質を原子の記号と数字で表したものです。
化学式を見ると、その物質がどんな原子がどんな数または割合で結びついているかがわかってしまうスグレモノです。
中学で習う化学式はあまり多くないので、がんばって覚えましょう。

化学式の書き方のきまり


 ・その物質をつくっている原子の
  種類を原子の記号で表す。

 ・原子の数はその原子の記号の
  右下に小さく
書く。

 ・原子が1個のときは「1」を省略
  
する。
  

 【例】
  水分子1個は水素原子2個と酸素原子1個でできている

  

いろいろな物質の化学式

分子で
存在する
物質

単体 原子の記号の右下に分子をつくっている原子の数を小さく書く。

 など

化合物 1分子中にふくまれる原子の種類を原子の記号で、
各原子の数をその原子の記号の右下に小さく
書く。

 など

分子を
つくらない
物質

単体 原子1個でその物質の性質を持つので、原子1個を代表させて
原子の記号をそのまま
書く。

Ag(銀) S(硫黄)など

化合物 結びついている原子の種類を原子の記号で、
各原子の結びついている数の割合を原子の記号の右下に小さく
書く。

CuO(酸化銅) Ag2O(酸化銀) CuS(硫化銅) FeO(酸化鉄)
NaOH(水酸化ナトリウム)など

※化学式を見ただけでは、その物質が分子をつくるのかつくらないのかはわかりません。
その物質の最小の姿がわかります。

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