化合2種類以上の物質が結びついて1種類の物質ができる化学変化

鉄と硫黄の化合

実験の結果
反応前 … 鉄  硫黄
反応後
 … 硫化鉄
確かめ方

鉄と硫黄の混合物
・磁石につく → 鉄の性質がある
とうすい塩酸が反応して水素を発生

硫化鉄(化合物)
・磁石につかない → 鉄の性質はない
硫化鉄とうすい塩酸が反応して硫化水素を発生

実験の注意 ・硫化水素は有毒なので、たくさん吸い込まないように
 気をつけながら手であおぐようにしてにおいをかぐ。
・換気をよくする。
鉄 + 硫黄 → 硫化鉄

※はじめに加熱するのは、反応のきっかけをつくるだけです。上部で反応が始まったら勝手に発熱して反応が進みます。
混合物に水を少量加えて練ってだんごにして放置しておくだけでも発熱して硫化鉄ができます。
赤くなった火山みたいで、なかなかおもしろいですよ。
鉄と硫黄の化合の実験は強烈なので、覚えている人も多いでしょう。昼食前には避けたいですね。

銅と硫黄の化合

激しい化合 反応前

硫黄

反応後
硫化銅

加熱した硫黄に銅を入れる(硫黄の中に加熱した銅を入れてもよい)と、
熱や光を出しながら
激しく化合する。

おだやかな化合 反応前

硫黄

反応後
硫化銅

銅板の上に硫黄を放置し、
硫黄を除くと硫化銅のあとができている。

銅 + 硫黄 → 硫化銅

※化合にも激しいもの(熱や光をともなうもの)とおだやかなものがあります。

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