化学反応式

化学式を使って化学変化のようすを表した式です。化学式さえ知っていれば化学反応式はつくることができます。
化学式をまだ覚えていないときは「原子記号と化学式」で復習してからにしましょう。

係数と小さい数字の意味

化学反応式では、必要があれば化学式に係数をつけます。
化学式内の小さい数字と混同しないように、意味をしっかりおさえてください。

化学式内の小さな数字はその原子の数を表します。

右の例の「2」は、
水分子(H2O)1個の中に
水素原子(H)を2個をふくむ
という意味になります。

数字がついていないときは
1が省略
されています。
これは化学式の復習ですね。

化学式の前につく数字(係数)は、その化学式が表す分子の数を表します。

分子でない場合はその物質の最小単位の数になります。  

右の例の「3」は
水分子(H2O)が3個ある
という意味です。

係数がついていないときは、
その分子(または最小単位)が1
という意味になります。
(ここでも1は省略)

仮に3H2Oを原子の種類と数だけを数学的に式で表すならば、「32H+O)」 という感じになりますね。
展開すると「6H+3O」です。だから
3H2Oの中にH6個O3個だということです。

「2HCl」などと書かれたときに、その中に何原子が何個あるかわかれば化学反応式はOKです。
ちょっと練習してみましょう。

  ※解答は半角数字で入力してくださいね。

@2H2の中に水素原子は何個あるか。     

A3NH3の中に水素原子は何個あるか。

B2NaHCO3の中に酸素原子は何個あるか。

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