分子をつくるもの

分子…物質の性質を持つ最小単位

単体化合物
 
水素分子

水素原子2個が結びついている
「水素」という物質の最小単位

水分子

水素原子2個と酸素原子1個が結びついている
「水」という物質の最小単位
 
酸素分子

酸素原子2個が結びついている
「酸素」という物質の最小単位

二酸化炭素分子

酸素原子2個と炭素原子1個が結びついている
「二酸化炭素」という物質の最小単位
 
窒素分子

窒素原子2個が結びついている
「窒素」という物質の最小単位

塩化水素分子

塩素原子1個と水素原子1個が結びついている
「塩化水素」という物質の最小単位
 
塩素分子

塩素原子2個が結びついている
「塩素」という物質の最小単位

アンモニア分子

水素原子3個と窒素原子1個が結びついている
「アンモニア」という物質の最小単位

分子をつくるものは、一般にふつうの温度で気体になっているものとです。(例外はあります。)

ここで注意するのは混乱を防ぐために物質名」「分子の名前」「原子の名前」をしっかり区別するということです。 
たとえば水素原子1個は「水素」という物質ではありません。水素原子2個が水素分子をつくると、やっと「水素」という物質の性質を持ちます。
この点では「分子は物質である」と言えますが、物質名は「物質の種類を表す名前」なので、 1個2個と数えられるものではありません。
分子は数えることができますね。

分子をつくらないもの

分子をつくらず、原子がいくつも結びついて存在するものもあります。
金属
金属の化合物炭素硫黄など
がそうです。

単体化合物
金属


鉄原子が集まってできている
 鉄原子1個で「鉄」という物質
 性質を持つ



銅原子が集まってできている
 銅原子1個で「銅」という物質
 性質を持つ



銀原子が集まってできている
 銀原子1個で「銀」という物質
 性質を持つ


マグネシウム
マグネシウム原子が集まって
できている
 マグネシウム原子1個で「マグネ
 シウム」という物質の性質を持つ


ナトリウム
ナトリウム原子が集まってでき
ている
 ナトリウム原子1個で「ナトリウム」
 という物質の性質を持つ


カルシウム
カルシウム原子が集まってでき
ている
 カルシウム原子1個で「カルシウ
 ム」という物質の性質を持つ

図のモデルがその物質の最小の単位

  
金属の酸化物

 

  
金属の硫化物

 

  
金属の塩化物

金属以外

硫黄
硫黄原子が集まってできている
 硫黄原子1個で「硫黄」という物質
 
の性質を持つ

炭素
炭素原子が集まってできている
 炭素原子1個で「炭素」という物質
 
の性質を持つ

※化合物はほかの割合で結びついている物質もありますが、中学ではこのくらいを知っておくといいでしょう。

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