原子と分子
身のまわりにあるさまざまな物質はいろいろな種類の原子のいろいろな組み合わせでできています。
発見されている原子は約100種類。たったこれだけの種類の原子の組み合わせで数えきれない種類の物質ができているんですね。
原子の性質
原子とは物質をつくっている最小の粒子です。
厳密にいうと例外も少々ありますが、中学では以下の性質を覚えておきましょう。
@それ以上分割できない。 最小の粒なので分けられません。 Aなくなったり、新しくできたり、
ほかの種類の原子に変わった
りしない。例えば、酸素原子がいきなり水素原子に変わったりしません。 B種類によって質量と大きさが
決まっている。同じ種類の原子は同じ大きさで同じ質量です。
水素原子と酸素原子では大きさも質量も違います。
原子の大きさ
原子の中でいちばん小さくて軽い(質量が小さい)原子は水素原子です。
余力があれば、水素原子の直径だけでも覚えておくといいでしょう。水素原子の直径…0.000 000 01cm (1×10-8cm)←1cmの1億分の1
水素原子の質量…0.000 000 000 000 000 000 000 0017g (1.7×10-24g)
水素原子が 600 000 000 000 000 000 000 000個 (6×1023個)集まるとやっと1gになる
【参考】極端に大きな数字と小さな数字の表し方(0がたくさん続いたときに使うと便利)
大きな数字…わかりやすい数字×10a
小さな数字…わかりやすい数字×10-a a…続いた0の数 わかりやすい数は10未満の数字たとえば 10=10(10は101と同じですが、1は省略)
100=102
1000=103 (0の数が小さい数字になっていますね)たとえば20000は2×104ですね。
(小数第●位の●が小さい数字になっています)
たとえば 0.0003は3×10-4ですね。
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