セキツイ動物にはどんな特徴があるか、それぞれの観点でみていきましょう。

なかまのふやし方

子をうむか、をうむかの2種類のふやし方があります。

胎生…雌の子宮(内)で卵を育てて子として …ホニュウ類のみ

卵生のまま

…鳥類・ハチュウ類・両生類・魚類

卵生では、卵をうむ場所によって卵の特徴がちがいます。

からのある卵を陸上にうむ …鳥類・ハチュウ類

からのない卵を水中にうむ

…両生類・魚類
少ない −−−− 産卵(子)数 −−−−− 多い
高い −−−− 生存率 −−−−− 低い
 ホニュウ類   鳥類   ハチュウ類   両生類    魚類 
親が子の世話をする うみっぱなし

いっぱんに、無事に育つ確率が低いほど、卵をたくさんうまないと絶滅してしまいますね。

呼吸のしかた

生活場所が「水中」か「水中でない」かで、呼吸のしかたは大きく分けて2種類あります。

えら呼吸 水にとけた酸素をとり入れ、二酸化炭素を出す …魚類・両生類(子)
肺呼吸  空気中の酸素をとり入れ、二酸化炭素を出す …ホニュウ類・鳥類・ハチュウ類・両生類(親)

ここでは両生類の呼吸のしかたに注目です。
両生類は卵を水中でうむので、子どもは水中で育ちます。→えら呼吸(子)
成長すると肺ができてきて肺で呼吸できるようになります。→肺呼吸(親)
また、しめったヒフで水にとけた酸素をとり入れることもしています。→ヒフ呼吸(親)

体温と外界の温度との関係

動物は、体温の保ち方によって2種類に分かれます。

恒温動物 外界の温度が変わっても
体温が一定
に保たれる動物
…ホニュウ類・鳥類
変温動物 外界の温度が変わるにつれて
体温が変わる
動物
…ハチュウ類・両生類・魚類

恒温動物は、体温が一定に保たれるので、気温が低くなっても活動できます。補足
変温動物は、気温が低くなってくると体温が下がり活動できなくなります。補足

体表のようす

からだの表面のようすからも種類を判断できます。

ホニュウ類
鳥類 羽毛
ハチュウ類 うろこやこうら
両生類 ぬるぬるしたヒフ
魚類 うろこ

上はいっぱん的な体表のようすで、もちろん例外も多いです。毛や羽毛は体温を一定に保つのに役立っています。

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