電流計・電圧計のつなぎ方
電流計はその部分を通る電流の大きさを測ります。電圧計はその部分の両端にかかる電圧の大きさを測ります。
電流の流れを考えて計器をつなぎましょう。電流は電源の+極を出て、−極に帰ってきます。
計器には+端子から入り、−端子から出ていくようにつなぎます。
順番にラジオボタンをクリックしてみてください。
+端子に電流が入りこむようにつなぎます。
注意(やってはいけないこと)
【図1】抵抗器や電球などを使わず、電流計を直接電源とつなぐことは×
電流計は回路を流れる電流の大きさを調べるものなので、電流の流れをじゃまする抵抗は入ってないのです。
(正確には電流計内部の抵抗が非常に小さいということ)だから電流計にものすごく大きな電流が流れて
電流計が壊れてしまいます。【図2】電流計を回路に並列につなぐことは×
電流は抵抗の少ないところを選んで流れます。
この図では、じゃまをされるのがキライな電流は抵抗を避け、電流計にたくさん流れてしまって、
やっぱり電流計が壊れてしまいます。
【その他】 電圧計は抵抗などの両端につないで
そこにかかる電圧を調べるものです。
電圧計自体に電流が流れないように、
電圧計の内部には非常に大きな抵抗が
入っています。だから…
電圧計を回路に直列につなぐことは×
そんなに抵抗が大きいと、回路に電流が
流れなくなってしまいます。
でも、図1や図2に比べたらうんと罪は
軽いですね(笑)
−端子の選び方
電流計も電圧計も−端子は3つありますが、針の振り切れを防ぐために選ぶ方法をおさえましょう。
【電流計の場合】
@およその値の見当がつかないときは、最初はいちばん大きな値の端子につなぐ
A針のゆれが小さすぎる場合はそのおよその値が入る範囲の−端子を選び直す【電圧計の場合】
@電源の電圧より大きな端子につなぐ
A針のゆれが小さすぎる場合はそのおよその値が入る範囲の−端子を選び直すつないだ−端子の値がめもりの最大値になることがわかっていれば大丈夫ですね。
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