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| 「学年別の指導すべき基礎・基本を知りたい」という方のためのページです。 『酒井式学年別「基礎・基本」一覧』を,ホームページにしました。 初出は、酒井式札幌支部会報souple「しなやかに」20号の角銅隆氏の論文です。 |
1.基 礎
(1)原理・原則
| 1,2年 | 3,4年 | 5,6年 | |
| 基本姿勢 | 「踏ん切る」「集中する」「よしとする」「それを生かす」 | ||
| かたつむりの線 | 1.スタートの合図で踏ん切る 2.10cmを20秒程度で引く |
1.心の中でスタートをかけられる 2.まちがえた線をそのままにする 3.部分によってスピードを変える |
1.フリーハンドでしなやかな直線をひく 2.速い線、はねる線、点線などの応用ができる |
| 体感の原則 | 1.触れてフワフワ、ザラザラ、ゴツゴツなどの言葉にできる 2.言葉を唱えながらペンを進める 3.質感を意識した彩色をする |
1.対象物に触れて質感、量感を描こうとする 2.対象物に触れなくても質感を表現する3.質感、量感を意識した彩色をする |
1.見た目で質感を感じる努力をする 2.五感を動員して、物の感じをつかむ努力をする 3.質感を描線で表現する4.体感したことを絵の具で表現しようとする |
| 部分完成の原則 | 1.部分に集中できる 2.単純な物体は観察して描ける 3.1つの部分ができたら彩色できる |
1.観察の場合、特徴を強調して描く 2.小さな物でも詳しく描く 3.部分、部分、完成するように彩色する |
1.風景の中から最初に描きたい物を発見する 2.物の連なりを隣となりと接続して描き進める 3.物の端々に留意して描く |
| 水平・垂直を廃す | 1.描き始めを斜めに描く 2.描き始めの部分に合わせて次の部分を描く |
1.最初の斜め線を生かして、次々と動的に描く 2.背景も斜めに描く |
1.人工物も斜めに描く 2.人工物は1点を除いて全ての視点は、水平にならないことがわかる |
| 参考サイト | |||
2.基 本
(1)造形要素・造形言語
| 1,2年 | 3,4年 | 5,6年 | |
| 大と小 | 1.大きい物と小さい物を対比して描く 2.小さい物でも詳しく描く 3.大小の組み合わせのおもしろさを理解する |
1.大小の組み合わせのおもしろさを理解する 2.小さい物を並べるときはリズムを考える |
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| つなぎ | 1.最低限「直線つなぎ」ができる 2.つないだら服を着せる 3.自由奔放つなぎを試みる |
1.最低限「曲線つなぎ」ができる 2.つないだ物が画面の外に出ても再び返る 3.重ねてつなぐ |
1.重なり、奥行きの出るつなぎができる 2.自分で部分配置からつなぎへ描き進める |
| 重なり(+奥行き) | 1.意識して物と物を重ねて描くことに挑戦する 2.複雑な物は、粘土や切り紙で重なりを考える 3.重ねることが画面を豊かにすると感じ取る |
1.重なりを描くことで奥行きがでることを理解する 2.3重の重なりも描ける 3.背景になる物の半重なりも表現する |
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| 構成(+構図) | 1.簡単な物は置き換えできる 2.ラフスケッチを描く 3.動きのある部分配置を工夫する |
1.置き換えを繰り返し、よい配置を考える 2.ラフスケッチからよい物を選ぶ 3.リズムのあるちらばりを工夫する |
1.同じ物はリズムのある構成で並べる 2.十分にラフスケッチで追求する 3.主題にあった構成を考える |
| 遠近 | 1.遠近のある風景のおもしろさを発見する 2.遠景が下、近景が上の構図を発見できる 3.遠近の色彩を自分なりに工夫する 4.二重、三重の重なりも表現する 5.見上げた構図、見下ろした構図に挑戦する |
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| 参考サイト | |||
(2)表現技術
| 1,2年 | 3,4年 | 5,6年 | |
| 線描 | 1.起点から終点までしっかりと線を引ける 2.小さいでこぼこに注意して引ける 3.質感に合わせて引こうとする |
1.フリーハンドでしなやかな直線、曲線が引ける 2.質感に合わせて長い直線、曲線が引ける 3.強弱の線が引ける |
1.強弱、鋭い、柔らかいなどの線に挑戦する 2.失敗を生かして描き進める 3.デザイン的な線も描く |
| 造形 | 1.そのもの自体に集中し、割合や比例にとらわれない 2.強く感じた物を強調する 3.細かい物の集合でも1つ1つを丁寧に描く |
1.厚みや表裏を表現しようとする 2.紙の大きさと対象の大きさを考える 3.強調したい部分は誇張する |
1.表裏を見つけ表現する 2.抽象的造形(デザイン的造形)ができる 3.風景の中から場面を効果的に切り取る 4.テーマに合わせる 5.部分が完成したら、次の造形を考える |
| 色彩 | 1.クレヨン、コンテ、パステルなどは、折ってねかせても彩色できる 2.ティッシュや布でこすり質感を出す 3.点描で質感を出す 4.自分の好きな色で彩色し、物にとらわれない |
1.自分の好きな色で彩色し、物にとらわれない 2.筆を紙に押しつけるように色を置く 3.主になる色を作り、他の色を少しずつ混色する 4.色の環をつくり、混色の善し悪しを理解する 5.タッチ法(自分の感じた方向に色を置く)がわかる 6.濃淡、色相の変化を考え彩色する 7.ぼかしの技術を知り応用できる 8.黒の使い方がわかり作品に生かす |
1.テーマにあった色彩を選ぶ 2.質感に合わせたタッチを使う 3.色環を理解し混色できる 4.濃淡、色相の変化をつけて彩色する 5.主調色の意味がわかり、彩色する 6.色価(隣り合う色の響き合い)を考え混色する 7.透明、半透明、不透明で適宜描く 8.にじみ、ぼかしの技術を知り、表現する8.黒の使い方がわかり作品に生かす 9.重色の初歩を知り部分的に使う 10.補色をポイントに使う |
| 参考サイト | ■線を意識すると、生きた絵が描ける! 西岡 美香氏(TOSSふくおか教育サークル) クロッキーをさせるとき、下絵を描かせる時、線を意識するだけで、絵が見違えます。 |
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(3)材料・用具の取り扱い
| 1,2年 | 3,4年 | 5,6年 | |
| 描画材料 | 1.折ったクレヨン、パスを箱に収納する 2.低学年でクレヨン、パス類を使いこなす 3.必要に応じて、コンテ、サインペン、割り箸ペン、マジックを使う 4.複数の材料を混ぜても調和を乱さない 5.水彩で同系色の混色ができる 6.大中小の筆を目的に応じて使い分ける |
1.パレットに目的にあった絵の具を適量出す 2.パレットの収納、絵の具、筆の保管ができる 3.透明、半透明、不透明の絵の具の出し方が分かる 4.筆の毛の堅さを知り、目的に応じ使用する 5.左手に筆を3本持って彩色する |
1.パレットを使いこなす 2.水彩セットを正しく取り扱う 3.用具の点検補充を怠らない 4.画板の使い方が分かる 5.筆の種類と特徴を知り使い分ける |
| 画用紙の取り扱い | 1.自分の好きな色の色画用紙を選ぶ 2.仕上げまで痛めないように扱う 3.濃い色画用紙に雪や白い花を描くことができる |
1.曲げないで収納する方法を知り、取り扱う 2.茶ボール紙で白の効果を表現する |
1.画用紙の種類を知り、目的に合わせて使う 2.画用紙の表裏を知り、目的に合わせて使う |
| 参考サイト | ■水入れの使い方一つで、絵が上手になる! 西岡 美香氏(TOSSふくおか教育サークル) 水入れの使い方は意外と指導されていません。 でもちょっとした使い方で透き通った色が作れて良い絵が描けるようになります。 |
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(4)態度・鑑賞・その他
| 1,2年 | 3,4年 | 5,6年 | |
| 態度 | 1.むずかしくてもテーマのあらわれた場面を選ぶ 2.進度が遅れたら、自分で追いつくことができる 3.自分の作品を満足できる 4.誰の作品も大切にできる |
1.クライマックスの場面に挑戦できる 2.時間があったら前段階を補強する 3.体の動きで感情を表す 4.1つの技術から、新しい題材を発見する 5.部分に合わせて、計画の変更ができる 6.1度描いた物を他のテーマに応用して描く |
1.難しい場面に挑戦する 2.90分は集中して製作できる 3.全体を見て最後のつめができる 4.学んだ技術を、他のテーマに応用できる 5.柔軟に計画を変更し、テーマを追求する 6.新しいテーマを発見し、表現する |
| 鑑賞 | 1.自分の作品のよいところを3つ以上あげる 2.他人の作品のよいところを1つ以上あげる |
1.自分の作品のよいところを発表できる 2.他人の作品のよいところを発表できる 3.テーマと表現方法の関係を考え鑑賞する 4.友人のよいところを発見し自分に生かす |
1.自分や友人のよいところを次の作品に生かす 2.テーマに沿った鑑賞の仕方ができる 3.鑑賞したことを言葉や文章にする 4.名作に触れ、自分の感じ方で鑑賞する |
| 参考サイト | |||