旅の始まりは、いくつになっても心躍る。・・・・って、前と同じ書き出しですね。
ま、その通りなのだから仕方がないんですが・・・。

今回の北海道は、バイクツーリング。昨年車でツーリング(と呼ぶかどうかは別として)したのですけれど、その時に「次は絶対バイクで来よう!」と一念発起。
免許取得、バイク購入と勢いに任せ突き進み、そしてそのまま勢いに任せ今回の旅立ちと相成りました。

ガキだねまったく・・・・(笑)

旅立ちまでの間は色々あって、「俺本当に北海道いけるのだろうか?」と思ったこともありましたが、何とか無事に旅立つことができました。
ただ、正直なところ、初めてのソロツーリング。しかもロングツーリングが北海道ということには一抹の不安はありましたが・・・・・

前回は大洗からフェリーに乗ったのですが、今回は仙台からフェリーに乗ることにしました。
いえ、別に大洗発が取れなかった訳ではありません。
にょろれれ坊さんの話で、太平洋フェリーが非常に豪華であるという話を聞き、一度はその豪華な船に乗ってみたいと思ったんです。
おまけに、勢いでA寝台などというテレビ付きの豪華な寝台を予約してしまいました。
ま、どうせ豪華な船に乗るならとね・・・
それに、この船は、出航が午後8時で苫小牧に着くのが午前中というのも点も見逃せませんでした。昨年は着いた時点で午後7時過ぎという事でどこにも行けず、ただ泊まるだけ。これがある意味楽しかったのですが、今だから言うと、何とも切ない思いをしたもので・・・・

さて、出発の日。出航が午後8時という事もあり、また、仙台までは高速を使う予定だったので、ゆっくりと出発。矢板ICから東北道に乗ることにしました。
実は、バイクで高速乗るのはこれが初めて。かなりドキドキしていましたね。

・・・・そしていきなり渋滞にはまってしまいました。

この日は非常に暑かったので、渋滞の高速上はまさに地獄絵図。
車の中でがんがんエアコンたいてる連中を見ていると、路肩を爆走してぶち抜きたい衝動に駆られるほど暑かったです。
でも、そんなに大した距離じゃなかったのと、強力な自制心により、その時は我慢。
西那須野ICを過ぎると渋滞も解消され、その後は順調に進みました。

給油がてらに安達太良SAで小休止。


まだまだ綺麗なZRX
安達太良SAにて

その後仙台に向かったのですが、その間ちょとしたお遊び。果たして自分はどのくらいの風圧にまで耐えられるのだろう?という実験開始です。
結果は・・・1はひょうkm/hを超えると、風圧でとても乗ってられませんでした(^^;

やっぱりおとなしく走ることにしましょう!何せほら、
初心運転者だし。

仙台南ICで東北道を降り、すぐに仙台南部道路に乗って、仙台東部道路へ。
自分の持っているTM(ツーリングマップル)東北版は3年前のものなので仙台東部道路が仙台東で終わっているんですけれど、この時はちゃんとつながってました。
仙台港北ICで降りて仙台港を探すのに少し手間取りました。
ちなみに、途中気温計があったので何気なく見てみると・・・・気温30度とは一体どういう事でしょうか・・・・・

どうにかこうにか無事仙台港に到着。
さて時間は・・・・

午後3時。

まだ出航まで5時間もあるよ・・・・どうしよう?
そのまま時間つぶしても良かったんですが、天気も良いし、せっかくだからということで、松島まで足をのばすことにしました。

ところが・・・・土曜日ということもあってか、松島付近は大渋滞。
イヤになったので、中心部までは行かず、松島海岸駅にバイクを止め、付近を散策することにしました。
雄島という島があったので歩いてみたんですが、この雄島、あちこちに石切場というか、岩窟があって結構不思議な風景です。
島の中心にはお堂が建っていました。雄島真珠稲荷というらしいです。


もうちょっと天気が良ければねぇ
雄島真珠稲荷 雄島から見た松島の風景

歩き回って小腹がすいたので、近くの売店でツブ焼きとサザエの壺焼きを買って食べることにします。

量は十分でも結構高いです
ツブ貝の串焼きとサザエの壺焼き

時間も結構つぶせたので、一路仙台港へ。なんやかんやで仙台港に到着したのは6時を回っていました。
でも出航まではまだ2時間近くもあるし、コンビニの位置も来る途中確認していたので、後で買い出しに行く時間は十分あると余裕をかましていたら、窓口で乗船手続きをしている最中に、「ただいまより乗船を開始いたします」とのアナウンス。

えぇ!?早くねぇ?

乗船手続きを済ませバイクの所に戻ると、すでにほかのライダーの皆さんは乗船済みでした・・・・


大あわてで撮った一枚構図もナニもありゃしない
仙台港にて  太平洋フェリー「きそ」

係員の人に乗船を促されてしまい、結局コンビニに買い出しには行けませんでした・・・・・・
でも大丈夫。今回に限って自分には秘密兵器があるのです。

豪華豪華と聞いていた太平洋フェリーですが、さてどうでしょう?
ちょっと期待しながら船内に乗り込んでびっくり。
にょろの言うとおり、本当に内装は豪華です。話の通りグランドピアノもありますし、生演奏会もやるらしいです。

取り合えず自分の寝床を確認し、荷物を置いて、船内を探索することにします。
甲板に出るとちょうど日が暮れて、良い感じの夕焼けを見ることもできました。


夜景と夕焼けが綺麗でした TVが付いてるっ!
しかも空調完備!
船上からの夕焼け 太平洋フェリー「きそ」  A寝台

ところで、去年乗ったさんふらわぁでは2等寝台に乗ったのですが、その時はスリッパが付いていました。
今回はそれよりも豪華なA寝台。会社も船も違うけど、当然スリッパぐらい付いているだろうと思い、バイクにサンダルを乗せっぱなしだったのですが、なんと今回はスリッパが付いていません。
やっぱり船内を歩き回るときは出来るだけ楽な履き物にしたいな〜と思っていたので、あわててバイクにサンダルを取りに行きました。
すると、車両甲板の中は大型トラックで一杯。何とかバイクにたどり着くことはできましたが、帰りにエレベーターの位置がわからず5分ぐらい迷ってしまいました・・・・。出航時間は刻一刻と近づいているというのに。
ようやく一段落した頃に出航のアナウンスが入ります。危なかった・・・・・・

さていよいよ出航です。自分この瞬間大好きです。ビール片手にゆっくりとした風を感じながら船は進み始めました。


上とほとんど同じ構図ですが、夜景がずいぶん減っています。 いざ北海道へ
出航直前の仙台港 太平洋フェリー「きそ」  船首

潮風にしばらく当たっていましたが、お腹も空いてきたので船内のレストランへ。
食料の買い出しに行けなかったので、やむなく高い船内食になってしまったのが痛いですが・・・・まぁいいでしょう。
この船の食事はバイキング。値段は1800円と超高価。もちろん、その分元を取らねばとがっつきました。味はまぁ・・・・語るのはよしましょう。(^^;
元は取ったであろうと思われるほど食べ、腹もふくれたので風呂へ。
この船の大浴場は去年乗ったやつより広くて快適でした。また、入った時間が若干遅めだったので、かなりすいていてゆっくりと入ることもできました。

そして風呂上がりにビール♪

やめられまへんなぁ〜

あ、ちなみに自分は普段晩酌はしないんです。でもやっぱりこういう時はねぇ〜やっぱ飲むでしょう!
ワクワクしてしまって最初はなかなか寝付けなかったのですが、TM片手に明日のことに思いをはせていたら、いつの間にか夢の中に・・・・・・・・・

350.2km 18.52L