道具選びの失敗談です。
今持っている物の不満な点なども載せてあります。
皆様の道具選びの参考になればと・・・・・・・・・・




テント

今持っている物は、初めてのソロテントということもあって、良くわからずに購入した物。
前室さえ広ければいいやと思っていたが、もう少し形状に配慮すれば良かったと思う。
というのも、このテントの出入り口はテントの横側にあり、斜めに開けるタイプのため、雨が降っている時に出入りをしようとすると雨がテントの中に思いっきり吹き込んできてしまうのである。
まあ、雨の時に出入り口全開にすることはあまりないけど、ちょっと不便である。


・・・・教訓・・・・

テントは可能な限り張っている状態の物を見て選ぼう。
車での移動がメインなら多少かさばってもいいが、バイクでの移動がメインなら、収納時のサイズが重要な選択基準になる。
ソロキャンプをするなら、色々な意味で出来るだけ軽量・コンパクトなものを選びたい。


コッヘル

今持っている物は、何回か買い換えた後の物である。
初めて買ったのはチタン製のコッヘルだった。
軽くて良かったのだが、チタンの性質上、1カ所に熱が集中してしまい、飯炊き、フライパンの調理に関して失敗が相次いだ。
アルミ製の方がまんべんなく熱が広がるため使いやすいということを痛感した。
で、次に購入したのがアルミ製のコッヘルだったが、テフロン加工のしていない、いわゆる普通の物である。
で、やっぱり飯炊きやフライパン調理に失敗が相次いだ。大きさもでかかったので、不便になり、現在の物に落ち着く。

・・・・教訓・・・・

コッヘルはじっくりと選ぼう。
飯炊きやフライパンにチタンは不向きだと思う。(使えないわけではないが)
連泊するキャンプに使うなら、可能な限りテフロン加工のしてある物を選ぼう。調理をするときもそうなのだが、洗うときに非常に楽である。


ランタン

今使っているのは2台目である。以前持っていたランタンも普通のガスランタンであったが、その大きさはあまりにも大きく、ソロキャンプに使用するには大きすぎた。
ガスも寒冷地仕様を使えばそれなりに良かったが、寒冷地用のガスは高かった・・・・。標準のものだと春先や秋口のキャンプではガスが気化しにくくなってしまい、光量落ちが激しかった。
そんな事があったのと、やはりテント内で使用するなら電池式の方がよいだろうと思い、電池式のランタンを購入したのだが、その光量の少なさにはどうにも我慢ならず、現在使っているランタンに落ち着いた。(電池式は今でも使っているが)
このランタンもガスランタンだが、使用するガスは標準で寒冷地仕様なので、多少寒くても光量落ちが少なく、サイズも凄くコンパクトなので気に入っている。


・・・・教訓・・・・

ソロキャンプでは、大きいランタンは邪魔なだけである。そういう意味ではガソリンランタンも使いづらい。
出来る限り低温でも気化しやすいガスを使用しているものを選ぼう。
ガスであろうとガソリンであろうと、火を使うランタンを締め切ったテント内で使用するのは厳禁である。使用するときは風通しの良い状態にして、寝る前に必ず消すこと。


ストーブ

今持っている物の前は普通のガスストーブを使用していた。
が、このストーブ火力は強力だが、気温にかなり影響を受けた。寒冷地仕様のガスを使えばそれなりに良いが、ガソリンストーブにはかなわない。
同一メーカーのガスしか使えないというのもつらい。かといって、ガスを複数持ち運ぶのは結構邪魔になる。
で、燃料をあまり選ばない(なんと軽油まで使える)ガソリンストーブ(MSRドラゴンフライ)を購入したのだが、まず、このストーブは非常にうるさかった。前室内で使用していると、隣のテントから大声で呼ばれても気が付かないほどである。
タンクと併せると結構なスペースをとってしまうのもデメリットだろう。点火前に儀式(プレヒート)を行う必要があるのも面倒である(もっともこれが気分を盛り上げる一つにはなっているが)。そして、ゴトクの形状から、置けるコッヘルを選ぶという面もあり、使いづらい要因になっていた。
事実、現在使用しているコッヘル「ソロセット焚」はこのドラゴンフライのゴトクの形状だときちんと乗らないので、メッシュの鉄板をゴトクの上に敷いて使用していたものである。
色々あって、現在使用しているスノーピークのギガパワーWGに変えたのだが、これに変えた理由は、今まで述べたようなことが我慢ならなかったわけではない。
実は、壊れてしまったのである。
ドラゴンフライはジェットの部分(燃料が吹き出る所)の清掃をするのに、「振るだけ」でOKだったのだが・・・・ちょっと荒っぽく振りすぎたようである・・・
しかし怪我の功名か、現在のこのストーブに変えてからは、さっき言った欠点の内、点火前に儀式を行う事と、スペースを取ってしまうこと以外については全て解消されたのが非常に嬉しかった。
最近はできの良いガスストーブがあり、わざわざガソリンストーブを選ぶメリットは少ないのかもしれない。


・・・・教訓・・・・

ガスが全盛の現在、わざわざガソリンストーブを選ぶメリットは少ない。(私はガソリンストーブが好きだが)
最近はコンパクトで低気温に強いガスストーブも出てきているので、ガスかガソリンかを選ぶときは自分の用途と好み(笑)に合わせ、よく考えて選ぼう。
ストーブの形状(特にコッヘルなどを乗せる部分)には気を付けよう。場合によっては手持ちのコッヘルが乗らない物もある。
ストーブはある程度丈夫に出来てはいるが、なるべく丁寧に扱おう。壊れてしまっては元も子もないし、万が一壊れた事に気が付かず、燃料漏れなどで火災発生となっては最悪である。