石岡マロンズ > 石岡マロンズ技術研究本部 > 電子式セミ/フル切替器II型

電子式セミ/フル切替器II型

I型の使用実績を元に、小型化に重点をおいたII型を製作しました。

I型からの変更

コンパレータNJM311削除

I型では、センサ出力を5V-0Vのオンオフ信号に変換するためのコンパレータIC(新日本無線NJM311)を実装していましたが、II型ではPIC12F629内蔵のコンパレータ機能を使うことにより、NJM311を省略しました。これにより、基板長を短縮しています。

モード選択スイッチ

I型では、セフティ・セミ・3点・フルのモード選択のため、マイクロスイッチを3個使用していましたが、これを2個に削減しました。

これにより、基板から電動メカボックスに渡していた信号線が7本から6本に減り、その分コネクタのピン数も減ったため、1列分だけ基板を細くすることができ、64式の場合、ヒューズボックスのスペースに内蔵可能なレベルになりました。

スイッチ状態とモード選択(II型）

モード	スイッチ1	スイッチ2
セフティ	×	×
セミ	○	×
3点	○	○
フル	×	○

○：オン,×：オフ

回路図とプログラム

モード選択方法とNJM319削除により、基板の回路とプログラムを見直しています。

プログラム本体：GP03-010.hex
ソースファイル：GP03-010.asm

※　本ソフトは、無償頒布いたします。複製・改変も自由です。但し、著作権は、石岡マロンズに帰属します。著作権者の許可なく、有償で再頒布することを禁じます。また、本ソフトを使用したことによって蒙った損害について、著作権者はその責任を負いかねます。

完成

NJM311と3点射スイッチを省略することにより、基板が小さくなり、分解再組立した際の作業性が向上しました。変わったことといえばそれだけなのですが…、これがかなり重要だったりします。