石岡マロンズ Ishioka Marons is survival game club founded in 1991.
東京マルイの89式小銃
2006年に購入したマルイ89式ですが、サバゲから離れていた期間があった関係でゲームでは数回使っただけなので、酷使はしていませんが、10年以上放置していて、それなりに経年劣化している部分もあるはずなので、更新修繕(オーバーホール)することにしました。
折角なので、電子トリガを組み込むことにします。(2024.2.13初版)
修繕の手順を示します。
カットオフレバーなどを撤去する
今回はメカボックスを開ける必要があるため、メカボックスを取り出すための分解をします。アームズマガジン別冊の「トイガン解体新書 決定版」の記述に従って分解していきます。リコイルユニットやボルト連動がない分、次世代電動ガンに比べて分解は楽です。
一旦、全ての部品を外し、古いグリスを拭き取り、中性洗剤で洗います。
メカボックスを抜いた状態(折曲型)
「トイガン解体新書 決定版」には、折曲銃床に関係する記述がないので、簡単に記しておきます。
基本的には、固定銃床と同じですが、銃床を外さなくても、メカボックスに到達できます。固定銃床のように、銃床とアッパーレシーバを貫通するボルトは、ありません。固定銃床と同じ要領で、セレクタレバーとモータを外せば、メカボックスを取り出せ、写真の状態になります。
電子トリガー陽炎を取り付ける
メカボックスの蓋を開けます。その後は、電子トリガー(陽炎)の取説に従って、取り付けを行います。カットオフバーと3点射カウンタ、およびスプリングは、外してしまいます(電子トリガーの機能に含まれるので)。
取説は、分厚いですが、丁寧なので、私からは殆ど補足する必要がありません。熱収縮チューブが途中で足りなくなるので、別途購入しておいた方がいいかもしれません。
後は蓋を閉じるだけ
メカボックスから、一旦すべての部品を外し、中性洗剤で洗ってから、乾燥後、ギヤに高粘度グリスを塗ります。塗り過ぎないように注意します(ギヤの場合、歯と歯がかみ合う部分、および軸受けに薄く塗る程度)。
清掃し再グリスしたピストン
こちらはシリコングリスですが、一旦すべて拭き取ってから、改めて塗り直します。
劣化(?)したチャンバーパッキンを、新品に交換します。
左側面セレクターギヤ
右側面セレクターギヤ
最後に、再組み立てします。HK416Cに比べれば、はるかに組み立てが楽です。
セレクターレバーを動かすギヤですが、左右があるので注意します(写真参照)。ア位置(セフティ)位置になるように歯車を合わせると、組付けが楽です。
ロアレシーバーと握把(グリップ)は分離できますが、分離状態のままメカボックスを組み込むことはできない(後で握把を付けられなくなる構造)ので、面倒でも、ロアレシーバーと握把を結合した状態で、メカボックスを組み入れます。
上下レシーバを結合する際は、電線を挟まないように、細心の注意を払って、無理をしないで押し込むようにします。
被筒の裏に貼った改造銘板
89式も、電子トリガ化しました。89式は、元々トリガにクリック感があるのですが、機械スイッチが無くなって、トリガーフィーリングが向上。また、プリコックのお蔭で、セミのキレやレスポンスが良くなった気がします。空撃ちよりも実BB弾射撃の方が、違いを実感できるように思います。