四国急行形気動車堪能ツアー編

四国には私の大好きな、急行形気動車キハ58系がいまだに現役で走っていますが、
2006年6月に徳島地区に新車が導入との情報が!
新車が投入されるということは、古いものが淘汰されるということなので、
置き換え対象が一番古いキハ58系になるわけで…。
これは今のうちに乗車、撮影しなければ!ということで、冬眠明けが確定した後の2006年4月9日から
5泊6日で四国に行って参りました!

2006年4月9日(日) 午後4時36分

My bB暖気中♪累積走行140419キロ!
久しぶりの四国上陸にテンションが上がり
ます♪

今回もいつものように国道23号、国道1号、名阪国道、国道163号、国道1号、国道2号と
ひたすら西を目指し、約8時間ほどで岡山県宇野港へ着きました!

下道派の私御用達の、宇高国道フェリーに
乗ります。ローソン、ファミマで乗船券を
買うと、2500円で乗れますが、のりばの窓口
で往復乗船券を買うと、往復4980円で、
20円安くなります!
宇野港を出港しました。
さらば本州!また帰るときまで…。

約1時間で無事高松港に着きました。国道32号で高知を目指すも、早くも高松市内で雨が降って
きました(^^;
途中で仮眠、休憩をし、翌朝、高知県大豊町付近でキハ58系の撮影を試みるも、雨のため大失敗!
夕方に窪川付近で撮影するまで時間があるので、とりあえず旧大正町の無手無冠さんで
日本酒2本捕獲後、四万十川を見に行きました!

四万十川

国道381号を走っていたら、沈下橋を発見しま
した!
車が来ないのを充分確認して、沈下橋に相方を
載せて撮影してみました(爆)
その後JR予土線の「半家(はげ)」駅へ。
看板に向かって「このハゲ!」と言って帰り
ました(爆)
このあたりは「四万十市」というのですね!
昨今の市町村合併で訳が分かりません(^^;
汽車の時間が近かったので「半家沈下橋」と
キハを撮影してみました。
その後窪川に戻り、道の駅あぐり窪川にて
アグリーナさんと再会!(爆)

窪川付近でキハ58系を狙うも、ダイヤ改正で運用が変わってしまったのか、キハ54が来て撃沈(凹)
凹みながら、今夜の宿で、以前にもお世話になった土佐清水市の民宿「青岬」さんへ向かいました。

午後6時前に到着しました。
部屋から絶景が見えるのですが、この日は
雨。次第に風雨が強くなってきました(^^;
本日の宿泊は私を含めて2名のみです。
平日は空いていていいですね♪
ここの魅力は景色がいいのと、料理がおいしい
のです!
今回も1泊2食付き8500円コースにプラス
1000円でかつおのたたき食べ放題コース
をつけました。
こちらは土佐清水港で揚がった新鮮な「清水
サバ」の活造りです。目が透き通っていて新鮮
な証拠ですね〜♪
こちらはかつおのたたきです。
女将さんによると、高知市内などで出されるかつ
おのたたきよりはにんにくは控えめだとか。
前回は3皿でしたが、今回は2皿が限界
でした(^^;それでもちょうど今が旬のかつおは
脂が乗っていて最高でした♪
ここの名物料理「イカの丸煮」です。
箸で切れるほど、やわらかいのです!
珍しい「ウツボのから揚げ」です。
あのいかつい顔から想像できないくらい淡白な
味わいです♪
食事を終えて部屋に戻り、少し寝たあと夜11時
ごろに復活!
昼間入手した、無手無冠さんの日本酒
「鬼辛」を呑むことに!
グラスに注いでみました♪
アルコール度数は約21度と高めです。
鼻にスコーンと突き抜けるような感覚が
あり、シャープな呑み口です。
続いて、同じく無手無冠さんでゲットした日本酒
「之正古酒也(これまさにこしゅなり)」
をチェック!
グラスに注いでみました♪
寝かせたからなのか、琥珀色をしています。
甘みがあって呑みやすいですが、アルコール
度数約23度と焼酎並で、やはり鼻に
スコーンと突き抜ける感覚がします。
「鬼辛」とこの2本で600ml呑んで本日終了
です。
翌朝、天候はさらに悪化していました。
台風並の暴風雨です(^^;
観光よりも脱出しなければ!ということで
チェックアウトしました。
とりあえず適当に西へドライブして宿毛市へ。
ここは「だるま夕日」が有名ですが、
冬しか見られないということで、道の駅の
写真でお楽しみ下さいませ(爆)

その後国道56号を東へ進むと次第に天候が回復してきました。
JR土讃線土佐山田-新改間で高知運転所のキハ58系を狙うも、一向に列車が来ません(^^;
そのうち、保守用車が来たのでおかしいな?と思い土佐山田駅に行ったら大雨で運転休止と書いて
ありました(^^;
仕方がないので国道32号を北上し、徳島県に入り、運休区間外の土讃線箸蔵-佃間でいいポイントを
見つけたので、松山運転所のキハ58系を狙うことにしました。

JR土讃線箸蔵-佃間の吉野川を渡る阿波池田
発高松行き254Dです。
キハ58 203以下キハ58・キハ65形4両編成
です。
塗色はJR四国色ですが、エンジンはキハ58
形がDMH17H、キハ65形がDML30HSD
のオリジナルのエンジンです。
4両でエンジンのうなりを上げて力走する姿
は往年の急行列車時代を彷彿させるのに
充分で、感激しました。

翌朝のJR予讃線松山以西の非電化区間でキハ58系を狙うため、休憩、仮眠を繰り返しながら
国道192号、国道11号、国道56号で西へ向かいました。

翌朝…

JR内子線五十崎-喜多山間で良さげなポイント
を見つけました。
ちょうど上りの宇和島発岡山行きの10D
しおかぜ10号が来たので撮影。
先頭車番はアンパンマンのキャラでよく分かり
ませんでした(^^;
こちらがお目当ての今治発八幡浜行き627D
です。
先頭はキハ65 27です。
一部区間では最後部にキハ32形が連結
されるようです。

その後、高速経由で香川県高松市へ。JR高松駅付近の駐車場へ相方を停め
JR高松駅へ!

急行形気動車乗車編その1
高松-阿波池田間往復乗車の巻

高松発阿波池田行き255Dに乗ろうとホームへ
行くと、なんと、国鉄急行色に塗り戻された
キハ58 293がいるじゃないですか!!
事前に何も調べずに行ったので、びっくり
したのと同時にテンションが急上昇!
左の2000系振子式特急形気動車と比べると
車高が全然違いますね!
相方で先頭を務めるキハ65 34です。
リバイバルやオリジナルで残るキハ28、58形
は何両かいますが、キハ65形でこの塗色は
この1両のみです。
しかも、相方のキハ58 293とともに、前面
窓ガラスが白Hゴム支持です!
昔地元でも走っていたので懐かしいです。
キハ65 34に乗り込みました!
シートが変わっていますが、ボックスシート
とデッキ付きは変わっていません。
讃岐財田-坪尻間は乗客は私一人になって
しまいました(^^;
せっかくなので相方のキハ58 293車内を
チェック!便洗面所が撤去されて
いました。
キハ58 293の車内はこんな感じです。
便洗面所、デッキ撤去、車端部がロング
シート化されています。
これは暖房調整用のコックです。
昔車掌DJの時に通勤時間帯前に切って
おかないと車内が激アツになって怒られた
っけな〜(^^;
14時57分に阿波池田に到着すると、留置線に
キハ58 216とキハ65 26が待機していました。
先ほどお世話になった国鉄急行色コンビが
近づいて…。
堂々の4両編成になりました〜♪
この編成が16時27分発の高松行き
254D快速サンポートになります。
発車時刻が近づいてホームに入線したので
後打ちですが撮ってみました。
キハ58 293の製造銘板です。
昭和38年生まれの43歳!!
しかも名古屋生まれです!!
国鉄の銘板もあります!
こちらはキハ58 216の製造銘板です。
昭和37年生まれの44歳!!
名古屋生まれです。
キハ58 293とキハ65 26の尾灯を比べて
みましょう!
左が内はめ式、右が外はめ式です。
内はめ式は車内から、外はめ式は車外から
電球交換になります。
続いて窓まわりです。左のキハ58 293が
白Hゴム(厳密にはグレー)右のキハ65 26
が黒Hゴム支持です。
また、キハ58系は左のように平窓がほとんど
ですが、後期形のキハ58 1100番台
キハ28 3000番台、キハ65形はパノラミック
ウィンドゥです。
行きはキハ65形に乗車したので、帰りはキハ
58形に乗車します。
先頭のキハ58 216に乗車します。
車内に乗り込みました。
冷房だけでなく、扇風機も使用停止中で
微妙に暑かったです(^^;
行きは停車したスイッチバックの駅、坪尻駅
ですが、帰りは4両編成でホームに入らない
ので、通過します。
峠のサミットを目指し2つのDMH17Hが
うなりを上げて、爆走中です!
18時05分定刻に高松駅に到着しました。
途中琴平から快速運転になるためか、
「快速サンポート」のヘッドマークが付いて
いました!
途中駅を通過して先を急ぐ姿は往年の
急行時代の走りっぷりそのものでした!

その後相方を取りに行き、携帯で予約していた「東横イン高松」に行ってチェックインをしました。

香川に来たらやっぱりうどんを食べなきゃ!
ということで、ホテル周辺に繰り出して
うどん屋めぐり♪
これは3軒目の「うどん棒本店」さんの
「ぶっかけうどん」です。
涼しげなガラスの器にうどんのほか、甘めに
味付けされたおあげに錦糸玉子、ねぎ、
きざみのり、もみじおろし、しょうがおろし
が載っていて、さっぱりしていておいしか
ったです♪
ホテルに帰って酒盛りしようと思い立ち寄った
スーパー「マルナカ」で2006年3月出荷の
「赤霧島」を発見し、思わず捕獲!
地元では倍以上の値段で売っていて手が
出ませんでしたが、ほぼ底値に近い値段
で売っていたので買ってしまいました(^^;
1本しかなかったので飲まずに家に持ち帰り
ました!
まずはキリン「一番搾り 無濾過生」から。
無濾過だけあって、濃厚な味わいです♪
続いて昼間阿波池田駅で入手した
「三芳菊 純米大吟醸」をチェック!
吟醸酒特有のフルーティーなかほりで
おいしかったです♪
うどん屋めぐりの1軒目で生中2杯イっていたた
めこれにて終了!

翌朝、午前9時過ぎにチェックアウトをして土讃線非電化区間で撮影をすることに!

撮影の前に時間があったのでうどん屋めぐり♪
満濃町の「小縣家」さんに行きました!
「しょうゆうどん」の元祖ということで、「しょうゆ
うどん大」を注文したらうどんとおろし金とともに
大根が出てきてびっくり!
量はお好みですが、ほぼ全部すりおろして
食べました♪おいしかったです!
続いて琴南町の「谷川米穀店」さんに行き
ました。お米屋さんですが、昼の2時間だけ
うどんを出してくれます!
メニューは釜揚げであついのか冷たいのか、
大か小かといたってシンプル。
大210円、小105円でお好みで生卵30円。
ねぎと自家製の青唐辛子漬けを載せて
しょうゆをかけて食べます。
大1杯で終了の予定が
「あら?おかわりかね?」と言われたら
無意識で「あ、はい…」と言ってしまい
大をもう1杯追加されました(爆)
うどんを食べたあと、桜がいい感じだったので
思わず撮影♪
前日の運用を読んで253Dに国鉄急行色編成
が来ると思っていたら狙い通り来てくれました!
区間は黒川-讃岐財田間。雨の中傘をさして
撮影!

その後下道で高松港の駐車場に向かい、相方を留置したあと、JR高松駅へ行きました。

急行形気動車乗車編その2
5時間21分耐久 松山-高松間各駅停車186D全区間乗車の巻

高松15時39分発、松山行き特急いしづち21号
で松山へ向かいます!
編成は8000系振子式特急形電車3両ですが
途中の宇多津で岡山から来る「しおかぜ17
号」を後ろに連結して8両編成になります。
18時13分定刻に松山駅に到着し、駅周辺
を少し散策したあと、お目当ての18時54分発
高松行き各駅停車186Dに乗車します。
編成は前日もお世話になったキハ58 216と
キハ65 26のコンビ。まずは先頭の
キハ58 216に乗車します。
特急で約2時間半の道のりを松山-高松間
全55駅、5時間21分かけて走ります!
途中の伊予亀岡駅で17分の長時間停車。
トイレ&撮影タイム♪
伊予寒川駅では高松発今治行き175Dと交換。
今や貴重な急行形同士で、しかも国鉄色と
の離合シーン!
トイレが付いていないので飲食を控えていま
したが、空腹には勝てず、伊予西条駅での
長時間停車時に、駅前にコンビニを見つけ一度
改札を出て食料を買って再び改札を入り
車内へ。同時にキハ58 216からキハ65 26へ
乗り換えました。
久しぶりの過給機付き500PSのDML30HSD
のサウンドと、キハ58形の踏面ブレーキの
大きなブレーキ音と違い、ディスクブレーキの
静かなブレーキ音を充分堪能することが
できました♪
そして0時15分、定刻に高松駅に到着!
5時間21分、二日間にまたがって気合と根性で
全区間乗車を達成しました(爆)
途中後続の特急に何度も先を譲り、
2時間半後に発車した特急にも抜かれる
という始末(爆)
最初は混んでいた車内でしたが、高松で
降車したのは私を含めてわずか5人!
もちろん全区間乗車したという奇特な人は
私以外いませんでした(核爆)
お互いよくがんばったね!ありがとう!
お疲れ様!と思いながら高松駅をあとに
しました。

さらば四国

高松港の駐車場に着いたと同時にフェリーが
着いていたので、アイドリングする間もなく、
いちかばちかでフェリー乗り場の急行したら、
どうぞ乗って下さい!ということで
スムーズに乗船できました。
さらば四国!絶対また来るからね♪

2006年4月14日(金) 午前11時33分

宇野港から休憩、仮眠を繰り返し、無事にオール
下道で帰還しました!累積走行142532キロ!
今回は2113キロ走行でした♪

以上で「四国急行形気動車堪能ツアー編」のレポは終わりです。
今回は鉄道ネタがメインでしたが、香川のうどんや、今が旬の高知のかつおなど、名物も
堪能できて楽しかったです。次回旅レポもお楽しみに!