さよなら寝台特急出雲号乗車ツアー編

2006年3月18日のダイヤ改正でまたまた衝撃的な情報が!!それは…。
「寝台特急出雲号廃止」というものであった。
今や東京発の東海道ブルトレは1、2列車「富士、はやぶさ」号と3、4列車「出雲」号と
101、102列車「急行銀河」号のみとなっていましたが、最後の単独運転の寝台特急列車「出雲」号が
廃止とは…。
これは乗っておくしかない!と決意した私は、後輩と日程を調整し、2006年2月9日(木)、10日(金)の
二日間で、出雲号に乗車して参りました。

まずは日本の交通の起点を訪ねる!

出雲号の発車約1時間半前に東京駅に着いた
ので、日本橋交差点を訪ねてみました!
ん〜ここが日本橋!ここから日本の各方面へ
行けるんだと思うと、テンション上がりますな〜♪

寝台特急出雲号乗車編

東京駅10番線の、出雲号入線前の様子です。 出雲号が入線しました!本日の牽引機EF65
1106号機。先頭のヘッドマークが撮りたかった
ですが、残念ながら立ち入り禁止区域のため
撮ることができず…(激凹)
機関車次位の電源車カニ24 101の発電エンジ
ンです。ここで作られた電気を全編成に
供給しています。
これはA寝台1人用個室車、オロネ25の個室の
中の様子です。ベッドと洗面台があります。
この車両はあまり手を加えられていないのか、
編成唯一の銀帯車でした。
これが行先表示器です。 本当はA寝台1人用個室に乗りたかったのです
が満席のため、B寝台に乗車します!
こちらが指定された7号車10番下段の席です。
ベッドに読書灯、シーツ、枕、かけ布団、浴衣、
ハンガーという簡単なものです。
やはり列車の旅には酒がないとねぇ…(爆)
第1R、崎陽軒のシウマイと、アサヒ、富士山
で発車後すぐに後輩と酒盛り開始!
シウマイの次は、東京駅地下で仕入れた
マグロとサーモンのシ〜ス〜(寿司)をイッとき
ました♪閉店間近だったので、1200円のとこ
ろ、700円にしてもらっちゃいました♪
第2R、タカラ缶チューハイ、シシリー島産レモン
をプシュッ♪と!
シャープな飲み口で満足♪
第3R、東京の老舗バー「神谷バー」の名物
「デンキブラン」をサワーにした「デンキブランサ
ワー」で締めました♪
翌朝、あの有名な「余部鉄橋」を通過中です。
どうしてもここを通過するところが見たくて
目覚ましをかけて前日寝ました。
別の角度からも。
地上約41メートルからの景色はまるで空を飛ん
でいるようです!
撮影するにも乗車するにも私の一番好きな
場所です。
途中の駅で食堂車オシ24を撮ってみました!
残念ながら営業はしていませんが、
フリースペースとして開放されていました。
右の丸窓が特徴です。
これがおそらく、山陰の名峰「大山」です。 ペットボトルが全盛の中、「冷水機」がありまし
た!!いざ飲んでみたら…ぬるくて飲めません
でした(激凹)
途中、京都過ぎた頃に地震で緊急停車した
影響で終点出雲市には約10分遅れで11時
過ぎに到着しました。
京都から牽引のDD51 1186号機。
通常は米子で機関車交換ですが、地震の
影響でそのまま出雲市まで牽引しました。
車両基地へ回送される出雲号。
もう乗車する機会は果たして無いのだろうか?

昼食は…

出雲はそばが有名ということで、後輩が事前に
リサーチした「献上そば 羽根屋」さんに行って
みました!
こちらは「特選割子そば 800円」です。
3段になっています。
器に薬味を載せて、つゆをかけて食べます。
わさびともみじおろしのダブルの辛味で
おいしかったです♪

その後岡山へ

JR出雲市駅です。高架化で近代的な造りに
なっていました。
13時11分発「スーパーやくも18号」にて岡山へ
行きます。最後部1号車クロ381-7。
2、3号車が通常の「やくも」色車との混結
編成というレアな編成でした!
岡山方先頭6号車のクハ381-136。 行先表示器です。3号車に乗車します!
今度のダイヤ改正で全て「やくも」に愛称名が
統一され「スーパーやくも」は消滅のようです。
そばだけでは足りなかったので、出雲市駅構内
の「黒崎」さんの「出雲うなぎ弁当」をイッときま
した!920円。
冷たいものを買うのかと思いきや、「少々
お時間下さい」と10分ほど待たされたあと、
なんと、温かいうなぎ弁当が出てきました!
これはうれしいですね〜♪
車内で開けてみましたが、湯気とともにうなぎと
山椒のかほりが漂って、味はもちろん、やわら
かく、温かいうなぎに心も大満足でした♪

「スーパーやくも18号」は伯耆大山から伯備線に入り、倉敷へ。倉敷から山陽線で15時58分定時に
岡山駅に到着!
すぐに帰ってもよかったのですが、「0系に乗ろう!」ということで、それまで時間があったので
岡山駅で列車の撮影をすることに!

岡山駅で撮影タイム

JR四国8000系「しおかぜ」号です。
塗色が変わっていました!
こちらは出雲市行「やくも」号。
こちらは元マリンライナー用213系です。
先頭はサハを先頭車化改造したクハです。
こちらは「急行つやま」用キハ48です。
急行用ですが、車内はセミクロスシートのままで
一般型と全く変わらず、これで急行料金を
取るのは少々疑問に感じます。
JR四国2000系「しおかぜ」です。
全車「アンパンマン」のラッピングがされていまし
た。乗車するにはちょっと引くかも…(^^;
広島行こだま673号です。
22-7007以下6両編成。

0系乗車編

新大阪までのぞみ、ひかりが数多く運転されている中、あえて、各駅停車の「こだま664号」に乗車する
ことにしました!(爆)

4号車指定席に乗車しました!
このドアは昔から変わらない芸風ですね♪
やはり列車の旅と言えば酒!ということで
後輩と二日間お疲れ様!と酒盛り開始!
第1R、「阿藻珍味」さんの「鯛ちくわ」と
「キリン氷結早摘みレモン」から!
本物の竹に巻いて焼いてあります! 第2R、同じく阿藻珍味さんの「魚々彩々」と
岡山のマスカットを使用したワインをイッとき
ました♪
中身はままかり、鯛、さわらのなれ寿司です。
1200円と高価でしたがおいしくいただきました♪
姫路で7分停車し、ちょうどつまみがなくなった
ので、ホームの売店に走り、「あなご寿司」を
イッときました!
あなごが丸ごと1匹お寿司になっています!
1300円。ちょっと高いですね(^^;
最後に行先表示器を撮影して0系とお別れです。
車体の塗色は変われども、行先表示器は
昔のままです!

その後新大阪でひかりに乗り換えて、帰りました。

以上で「さよなら寝台特急出雲号乗車ツアー編」のレポは終わりです。
最近ダイヤ改正の度に寝台特急の廃止され、東海道ブルトレは全廃寸前の状態になって
しまいました(^^;
時代は速く快適な旅行が当たり前になってしまいましたが、たまにはスローな旅もいいですね♪
でもそれができるのも今のうちかも知れません。
次回旅レポもお楽しみに。