2003年3月3日
この日、26年間の勤めに終止符を打った。
60の定年まであと5年あったが退職する事にした、早期退職は3年程前からなんとなく考えていたが、はっきり辞めると決めたのは1年程前だった、周りに(と言っても親しい人だけだが)一年後に退職する、日時は2003年3月3日と宣言した。退職日は単に「3並び」という事だけで決めた冗談だ、退職後何をするアテもないというのにそんな冗談で辞めていいのだろうか?。
帰国後(20歳の時勤めを辞め海外に出た)の26年間の思い出などほとんど無いに等しい、苦しい生活も無い代わり楽しい事も無かった、毎日が昨日と同じ、それが幸せ、それ以上の何を求める?。
海外にいたその数年間の思い出の方が26年間の思い出より懐かしい、今振り返ってみるとよく乗り越えられたなと思う事も多々ある、あの頃は毎日が必死で一生懸命生きていた、そんな思い出が懐かしくとうとう本当に辞職してしまった。
未だ今後の予定もない、なんとなく昔数年間住んだタイにと思っているだけだ、毎日が日曜日の今時間はいくらでもある、昔のように明日の心配も当分する事もないだろう、ゆっくり考えよう。
早期退職をした事を後悔しない事を祈るだけだ。 2003年5月
2008年をタイで無事に迎えた、本来なら昨年末で定年を迎えたはずだ、早期退職し今日まで
大した問題もなく、毎日が何となく終わる、どうしてもしなければならない事があるわけでなし、行かなければならない所があるわけでもない、こんな怠惰な生活がこれからも続けられるのだろうか?
早期退職をした事を後悔した事がないのは良かった。
2008年1月
2010年も無事タイで迎えられた、昨年は可もなく不可もなくってとこか、本年はいかに。 2010年1月