アマミノコギリクワガタ (奄美大島笠利町産)
Prosopocoilus Dissimilis Dissimilis
本種は国産ノコギリクワガタの中では大型に部類するクワガタです。
大型の♂は70mm後半にもなり、とても迫力があります。体色は基本的に黒色(漆黒)で、産地?個体差?によっては赤味のある個体も見られます。
そして♀の特徴は他のノコギリクワガタとは違い、上翅に筋状の点刻列があります。この点刻列がとても綺麗ですね。
・アマミノコギリクワガタ F1 ♂64_ ・アマミノコギリクワガタ F1 ♀37_
2006/05/05 そろそろぺリング開始
アマミノコは今年の1月から飼育し始めたのですが、ここ数ヶ月寝ている状態でした。離島ノコは寝ている時間が長いですよね。
しかし3月末から♂が後食を開始し、♀も4月から後食を始めましたので、近日中にペアリングをしてみたいと思います。
アマミノコを見ていると、やっぱり漆黒のボディーは魅力的ですね!
2006/5/18 産卵確認
先日無事にペアリングを済ませ、産卵セットに投入してみました。セット内容は産卵木は使用せずに中プラケースに微粒子発酵マットを8分目ほど固詰めし、転倒防止用に樹皮を置いただけのシンプルセットです。

そしてセットしてから10日ほど経ちましたのでケース越しに様子を覗いてみると、底部に卵が10個発見できました。
この勢いで卵を産み続けて欲しいところです。
2006/07/07 産卵セット割り出し
既にアマミノコギリの♀は産卵セットから取り出していたのですが、まだケースの底に卵がありましたのでセットの割り出しは見える卵が全て孵化するまで待っていました。
マット内を掘っていくと初令や2令に加齢した幼虫が16匹と卵2個が出てきました。
中プラケースでのセットなので丁度良い数です。
大き目の幼虫を菌糸(ヒラタケ)に投入し、小さめの幼虫は発酵マットで飼育してみます。
2006/10/26 マット及び菌糸交換
一部のアマミノコギリのマット及び菌糸の交換をしました。
画像の右が菌糸飼育の幼虫、左がマット飼育の幼虫です。画像の幼虫では成長に差がないのですが一足先に先日菌糸を交換した幼虫の中に22gがいましたので、今のところ菌糸の方が1歩リードしている感じです。(22gの幼虫画像は撮り忘れてしまいました。)
今後も両方の交換予定がありますので、成長が楽しみです。
2006/12/24 前蛹になりました。
アマミノコギリの幼虫(22g)を入れていた菌糸ビンを見ると、かなり食べているようでしたので交換しようと掘り出してみるとシワシワの前蛹姿が出てきました。
1年ぐらいを予想していたのですが、予想よりもだいぶ早いですね。
管理温度のせいでしょうか?
蛹室内がかなり乾燥していますので、今後の状況次第では人口蛹室に移すかもしれません。