まず最初に、僕はこのTHE EARLY BEATLESのオリジナルLPを持っていないので、あくまで所有しているPLEASE PLEASE MEとの音の比較になります。
相変わらず素晴らしい音圧の衝撃です。とにかくイントロの一音の立ち上がりが素晴らしい!
しかしPLEASE PLEASE MEが大好きな僕にとってはこのTHE EARLY BEATLESの曲順はTHE BEATLES(製作者側)の意向を完全に無視した、かなり乱暴な感じを受けずにはいられません。
I SAW HER STANDING THEREが1曲目でないのに相当な違和感がありますが、デビュー曲LOVE ME DOを1曲目に持ってきたことで妥協しましょう。
2曲目ですぐにTWIST AND SHOUT(!)。もう終わっちゃうような錯覚を受けますね(笑)。
MISERYとTHERE'S A PLACEはアメリカだとアルバム US盤 RARITIESまで待たないと聴けなかった。
そのあとは何とか曲順がPLEASE PLEASE MEの通り並んでいます。
CHAINSはエンディングが短く早めにフェイドアウトします。
問題はPLEASE PLEASE MEです。ステレオバージョンはJohnが3番の歌詞を間違えているものを収録していますがモノラルバージョンでも歌詞を間違えているぞ!ということはこれもステレオをモノに変換しただけのもの、でしたか!そうか〜今回のプレスミスで初めてTHE EARLY BEATLESオリジナルLPにモノラル盤がないことを知りました(汗)。しかしエンディングのエコーが深すぎますね。
BABY IT'S YOUはエンディングが1秒ほど長く収録(うれしい!)
ASK ME WHYとPLEASE PLEASE MEにおいて、ベースがかなり輪郭がはっきりと再現されていますが、少しやりすぎかなとも思います(ヘフナーベースでこんな音が出るのか?って感じ)。
あとGeorgeのギターがやや柔らかい感じになっているような気がします。
全体的にはUK ORIGINAL (Yellow Parlophone)には劣るけれど現行のCD PLEASE PLEASE MEよりはいいということ。
僕の独断の採点…85点をつけましょう。
P.S.今回また新たに自分の耳コピがあやしいところを発見、してしまいました(とほほ)
さてBOXに使われているジャケットの写真ですが、メンバーが持っているタバコが CG加工で消されているのです。
そう言われてみるとREAL LOVEのジャケットの時点で メンバーが持っているタバコがCG加工で消されていることになる… 気がつかなかった…
タバコ嫌いだけど そこまでしなくてもいいんじゃないかと思うんですけど…
というわけでここに参考用にオリジナルの写真を掲載しておきます。
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