Fish and Chips

フィッシュ・アンド・チップス

 アツアツの揚げたてのFish and Chipsにモルト・ビネガーをたっぷりかけて食べる。 これがシンプルながらけっこういける味で、僕は大好きです。 特に良い店のものは本当においしくて英国庶民・労働階級の味っていうのは本当にいいものだ〜と思わせてくれる(おそらくまずい店っていうのは油をケチって古い油をいつまでも使っていて、 そのせいでベトっとしてしまっているのだと思う)。

 このFish and Chips いつ、どこで、誰が発明したのか不明な点が多いらしい。

 しかし一般的には1860年代にロンドンとランカシャーで労働者の食事として広がり始めたものとされている(ロンドンにいたユダヤ人がユダヤ料理を基に作ったという説もあり)。 これに使われる魚はCodやHaddockとよばれる北海付近で取れる鱈の一種。これが日本で見かける鱈よりかなり大きく切られていて、 お店によってはとても一人では食べきれないようなものがドカ〜と出される。 さらにChips(ポテト)も店によってはこれまたドカ〜と出される。これをイングランドではモルト・ビネガーをかけるのが正統(?) で、ケチャップをかけるのは邪道らしい。

 THE BEATLESのメンバーも、MAGICAL MYSTERY TOURのOut takeの写真のなかでFish and Chipsを食べているものがあるのでやっぱり好きなんだね。

 近年材料となる魚が捕獲出来なくなるとかいう話も出ていて、もう少しすると、もしかすると、Fish and Chips が食べることが出来なくなってしまう…という話も聞いたことがありますがどうなるのでしょうか。