江戸城

『江戸城水部形状図』

『江戸城水部形状』

 この図は、江戸時代の江戸城の水部を示したものです。

概要

 江戸時代の江戸城の水部を一切の人工的な建造物を除き、表現したものです。埋め立てられ消失してしまった部分も現在の水部と合わせて反映してあります。
 江戸時代の水部は現在のものより複雑でかなり広い範囲で存在していました。
消失した主な部分を列挙すると
二の丸、三の丸の間の濠。
かつては一続きだった道灌濠。
四ツ谷周辺の水濠。
山王周辺の溜池。
道三濠。
銀座、京橋周辺…などなど。
これらの濠等が現存していたら、景観がかなり変わって見えることでしょう。
驚くべきことは九段坂の道路は牛ヶ渕を一部埋め立てているということ。
なお一部現在の北の丸公園の池、ビルに付属する庭園の池などが混じって表現されています。

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Revised 24/2/2016

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