「STEINS;GATE(シュタインズゲート)」
Xbox 360用ソフト/5pb. × ニトロプラス

シュタインズ・ゲート Xbox360 プラチナコレクション STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん(通常版)


『ひぐらし』『うみねこ』の読者にはお馴染みのファーストプレイメモです。
 プレイ中の思考をリアルタイムで書き留めたもので、人に読ませることをあまり意識していません。
 どうしても読みにくいと思いますが、原作プレイヤーならどのシーンについて書いてるかは分かると思います。
 世間が『比翼恋理のだーりん』で盛り上がってる中、ようやくプレイしたという2年遅れのメモなので目新しさは期待しないでください(笑)。
 ページ末尾に感想文を兼ねた雑記あり。

※「プレイメモはいいから雑記だけ読ませろ」という人はクリックしてジャンプしてください。


■プロローグ
 鳳凰院を睨む紅莉栖。

 携帯に向かって一人で喋ってる鳳凰院。ラ・ヨダソウ・スティアーナみたいな? 懐かしいなおい。

 名前を書いておいた「メタルうーぱ」紛失。これはあからさまな伏線だ……。再びこの時間軸に戻ってくるのか。

 秋葉原から唐突に人が消える。平行世界とタイムスリップ……これがどう絡むのか。

 人工衛星が宇宙から落下したのに、ラジオ会館にめり込んだだけ……? ぐずぐずになるか、あるいは周囲を大々的に壊滅させてしまうのでは? どうしてこんなに被害が小さい?
 秋葉から人が消えたのは、単に事故から避難したからだろうね。


■chapter1
 謎の文字化けメールが一通……気になる。エンコードが違うのか?

 ジョン・タイターにまつわる周囲の記憶の変化は面白い。鳳凰院凶真こと岡部倫太郎は平行世界に入っている。

 ラボの場所は……末広町の交差点を左折して……? がんこラーメンの近く?( ・ω・)

 メールの返し方で分岐するシステム? これメール送信前にキャンセルできないのか……。

 どうしてゲルバナではゲル化して、他のものでは失敗するのか。元々一つだったもの(あるいは対になるもの)があれば、そこにくっつく形で移動が可能という法則?

 電子レンジは放電現象を起こした際、質量が増大して床にめり込んだ。ラジオ会館の最上階にめり込んでいた人工衛星は、墜落したのではなく屋上で質量を増大させただけということだ。タイムスリップが行われたことになる。誰かがこの世界から出て行った、あるいは来たということか?
 過去のタイムスタンプで送られたメールが分割されているのが気になる。何かの伏線だろうか。


■chapter2
 CERNのサーバに侵入するスーパーハカー・ダル。実験結果「ERROR , HUMAN IS DEAD MISMATCH」「ゼリーマンズレポート」。これ、多分ゲルバナに重なってるよな。人間がゲル化して(ゼリーマン)死んでしまったわけか。

 並行世界で記憶を保持できるのは、タイムトラベルをした者ぐらい……。岡部はタイムトラベル(並行世界の移動?)をしたということになる。

 フェイリスがIBN5100を神社に奉納? 宮司は、いつか若者がこれを必要とするから、その時は貸してあげてほしいと言付かっていた。フェイリスは未来を知っていることになる。何者だ? ただの風変わりな脇役ではない――。
 携帯の文字化けメール、まさかIBN5100で読めということか?

 初対面でいきなりクリスティーナをにらみつけるバイト戦士。こいつも未来を知っているのだろう。プロローグで紅莉栖を殺したのはこいつか? 紅莉栖の行動が未来を破滅させる……それを防ぐために彼女を刺した?

 タイムマシンを研究していたという紅莉栖の父……タイムマシンを拒絶する紅莉栖……。まさか事故で死亡した研究者は彼女の親父か? それにしてはゲルバナへの反応が薄かったな。無関係、もしくは父の死に様を知らないということだ。

 クリスティーナはカップラーメンを食べるにあたってフォークを所望。つまり、こいつは箸が使えないんだな。そうかそうか(´・∀・) さすが帰国子女だ。

 紅莉栖は父親に7年以上会ってない? あら、エラーで死亡したのは別人か。

 ヤバい話になってきた。冒頭のモノローグで岡部が後悔の念を吐露していたのはここから先のことか。紅莉栖は研究を秘匿していたSERNの告発を考えているようだ。これが消される原因か?

 ゼリーマンズレポート。言葉の意味はやはりゲル化で確定。2005年に行われた「Zプログラム4」の実験結果が、1921年に現れた死体で確認されたのか。84年の時間跳躍……。だから履歴書の下部に当時の新聞の切り抜きが貼り付けてあったわけだね。


■chapter3
 ゼリーマンはずいぶんな数がいる。年代と場所はバラバラ。恐らく実験結果を制御できないのだろう。こういう犠牲の上にジョン・タイターのタイムトラベルが可能になるようだ。こう繋がってくるのか……。

 CERNの脇(セキュリティ)が甘すぎると指摘するクリスティーナ。わざと侵入させているのか! タイムマシン完成に必要なプロセス、か? ミスマッチで失敗しているなら、何らかの理由でマッチする人間を捜さねばならない。それが岡部たち、IBN5100を手に入れてCERNに近づける者たち……。この路線でどうだ?
 今のところ、メール魔がどう絡むかはいまいち読めないな。……彼女がメールにこだわり、言葉のやりとりを拒むのは、未来からの来訪者だから……とか? 失言を恐れているからメールでやりとりしたがる。どうだ? つまり彼女はジョン・タイターである。……いや、それならあんなに早くメールを出さないだろう。書いた後、もっと慎重に読み返すはずだ。多分……。
 そういえば出会い頭に写真を撮ったのは記録のためとか言ってたね。タイムトラベラーなら、失われる記憶を携帯に残しておくのは有効だろう。F・K・ディックの世界だぜ。

 タイムトラベルにおける座標指定の難しさ。ここにゲルバナが絡むのか? 対になるもの目がけてタイムトラベルを行う……? 何がキーになるのか?

 NASAは人工衛星墜落の事実はないと発表。やはりあれがタイムマシンと見るべきだろう。タイムトラベルで屋上に現れて、その後再びタイムトラベルを行った? 中にいた人物は複数か? 紛失した「メタルうーぱ」が場所指定の鍵だったとか? さすがにそれは……並行世界で何かがあって失われたと考えるべきだろうか。

 鳳凰院、窓全開で円卓会議やってんじゃねーよwwwバイト戦士に聞きつけられるだろうwww

 バイト戦士の境遇を尋ねたメールに「それは聞かないで(笑)」と返信あり。くそう、重要なポイントくさいのに('A`)

 ……岡部の目的はSERNよりも先にタイムマシンを完成させること。そうか、こいつらが発明者になるのか。すべてはそのための導きということだ。サーバへの侵入がSERNに気づかれて殺される、という展開は(少なくとも現時点では)考えにくい。ではなぜ紅莉栖が刺客に殺されなければならないのか。目的を達成した後の口封じ?

 そういや「シュタインズゲート」の「Stein」ってアインシュタインが由来か?

 レンジの放電現象再現される。メールはまた分割されている。……メール魔もなぜか用件を小刻みに分割してメールしてたよな……。まさかこれ、彼女が手動で打ってるのか(笑)? 気になるけど、それはさすがに……。でも分割には意味がある気がするよ。
 二回あったDメールは、どちらも5日前の日付。5日前の誰かがそれを読んでいる?

 Dメールは一通あたり全角6文字、半角12文字が上限のようだ。ヘッダのサイズは考慮されていない? それとも件名がなく、同じ携帯で実験しているからヘッダは一定ということか? 本文のみが対象で12バイトということ? そして三分割が上限らしい。

 ルカからのメール、いつも五月雨の素振り報告が入ってるなあ。日付特定のヒントとか? 並行世界では回数が変わったりとか?

 入力した時間で遡る時間が決定されるらしい。5日前ならレンジで120秒=120時間。

「まさか、FB?」と指圧師。FBIとかじゃなく、FB? 秘密組織?

 岡部だけがタイムトラベル。しかも辿り着いた時間軸の記憶を持っていない。秋葉から人が消えたのに続き、二度目だな。

 少しだけ前の時間にタイムトラベルしている。送信履歴に当たり番号のメールがない。しかしルカ子は番号を岡部から教えてもらったという。……これ、どこで何が改変されてるか分からないな。すでに重要な改変がされていそうだ。紅莉栖刺殺事件のように。

 なにこれタイムトラベルこわい。

 バイト戦士が洗脳の話をする。鳳凰院の中二病って……未来からの洗脳の結果? 幼少時に中二病にかかり、こういう人間性になったからこそタイムマシンに興味を持ち、それを実現させる? すべてはSERNの手のひらの上か?

 あれ……フェイリスからのメールが履歴からごっそり消えている。過去が改変された?


■chapter4
 電話レンジに何かが干渉して電子を注入している、とクリスティーナ。何? ……誰?

(救世主云々のメールによって)タイターを信じられなくなった、という岡部に慌てるバイト戦士。やっぱこいつがタイターか。少なくとも何か関係しているのは間違いない。

 機種変をするなというメールで、ずいぶん世界の軸(世界線)がずれたぞ? 0.5を超えてたよね。機種変をしないということは、メールや画像のデータが指圧師の手元に完全な形で残るということ。それが影響した?
 岡部は秋葉からの人間消失を、未だに人工衛星の事故と結びつけていないようだ。

 岡部は20世紀末に高熱で生死の境をさまよったらしい。世界線が改変された感覚もあった。つまり、すでに誰かが干渉していた……。

 ルカ子の性別改変って……大丈夫なのか!? でも世界線は0.45ぐらいだった。機種変よりも改変率が低いのか。
 性別は変わっていない……。では? 彼女の母は存命している、とか? 野菜を中心にした食生活の改善で。

 フェイリスもやはりタイムマシンに興味を示している。時間は主観で変化する?

 鳳凰院、将来の夢は「世界の支配構造を打ち崩すこと」らしい。そういえば混沌とか言ってたな……SERN(?)によって完全管理された未来と、救世主論を唱えていたタイター。繋がっている。やはり、どうも鳳凰院の中二病は未来の誰かに影響を受けたものに見えるなあ。
 彼がしきりに「機関」と繰り返して秘密裏に事を進めようとするのも、洗脳の影響なのか? 未来のその人物は、岡部が研究や行動を公表した世界を知っている。それは破滅的な結果、あるいは望ましくない結果をもたらした。だから「機関」という架空の理由で岡部の行動を隠蔽しようとしている……それが未来に必要な結果を生む条件だからだ。

 クリスティーナは@ちゃんねらー、というシーンが何度も出てくる。うーん、タイターの正体は彼女とか? 岡部がクリスティーナと同室している時にタイターとメールをやりとりするシーンがあったが、彼女が洋書で携帯を隠していたなら何の問題もない。
 ……違うな。レス番の付け方やトリップをタイターは知らなかった。恐らくクリスティーナではない。

 岡部の中二病が未来からの干渉で生じたものなら、フェイリスの妄想癖も改変によるものか? レトロPCマニアだったのは?

 IBN5100がラボから消えた。神社にあったことを知っている人物が盗み出した、と見るべきか。神主が隠し事をしているようには見えない。指圧師が怪しい。
 と思ったら違ったようだ。駅前で「どうしてないの」と独りごちている。「FB」は秋葉にあのPCがあると主張していたらしい。
 ……誰か、記憶を持ったまま並行世界を行き来している人物がいるな? 岡部以外にだ。ラボメンの誰か……クリスティーナ……いや、メタルうーぱに名前を書いたまゆり?
 指圧師のことを知っているまゆり。ほら来た……と思いきやダルも知っている。ルカのDメールで過去が改変されたらしい。もうほんとタイムトラベルこわい……。

 まゆり曰く、フェイリスの本名は秋葉留美穂。秋葉って……偽名っぽいな。

 ダビング10www

 フェイリスのDメール、世界線は0.4ちょっと。1.0の壁を越えるには岡部の過去が必要か? まさか20世紀末で死ねとかじゃないよね……。
 フェイリスのDメールは何だったのか? 父が家にいる……彼の命を救ったのか? ならば時間を厳密に指定していたことにも繋がる。事故の回避と見るのが自然か。

 気配を消して消えるまゆりの能力、本当に消えてしまうことの伏線に見える。『ONE』よろしく。永遠はあるYO。

 秋葉が萌えと無縁の電気街になっている……。
 フェイリスが父を救った。フェイリスは秋葉の開発に関わらなくなった。フェイリスの父はここを電気街にする方針を持っていた。こんなところだろう。
 彼女がカードゲームで遊ぶようになったのも、そのあたりの心理が影響しているのか。遊ぶことに抵抗がなくなったということ?

 脅迫メールが届く。赤いゼリーの添付画像……こわいお(´:ω;)

 ルカ子が女になっていてさぁ大変。きゃー、わいせつー! ……おまわりさん、この人痴漢です。

 バイト戦士の目的は、蒸発した父に会うこと? それだけの理由でブラウン管工房に来たとは思えないが……。紅莉栖をメンバーから外すよう忠告するバイト戦士。やはりタイムマシンと紅莉栖を知っている。

 バイト戦士が父と再会できそうな場所というのは、タイムマシンオフ会。紅莉栖との関わりはこれか。
 父はバレル・タイターを名乗っていた、か。ジョン・タイターは父じゃないと断言していたのは、やはり彼女自身がジョン・タイターだからではないのかなあ。タイターを名乗ることで父を呼び寄せようとしていた、とか?


■chapter5
 妙に現実的な夢。7000千万年前の地球に送られてしまった岡部。まゆりとの再会……しかし生還はできないらしい。こわいお……(´;ω;)

 SERNとの直通回線……(´;ω;)
 筒抜けじゃねーか! いやこれ逃げた方がいいって。

 バイト戦士が人との繋がりを書いたメールをよこす。ゲルバナに繋がるよな……。生還には繋がりが必要、仲間の元へ帰還できるという伏線……か?

 記憶だけを過去へ送るタイムリープ! これをすでに受け取っている人物がいる、という方向でも考えられるようになったわけだ。

「オカリンの方が当時(小学生時代)から止まったままだと思うなー」
 はい来ました。記憶を持ち越せる岡部さん、あんた一体何者ですか?

 鳳凰院の「アキバが血の海に」という台詞に過剰反応する指圧師。様子がおかしい。なにやら深刻だ。破滅的な未来を知っているのか? まさか東京が電子レンジで死屍累々、とかそういう……?

 また脅迫メール……。人形の生首……こ、こわ……(´;ω;)

 電話レンジに干渉している電子って、誰かが携帯でやっていることだろうか? 放電現象の時間帯が限られているのはそのせいとか?

 紅莉栖は研究のことしか考えていない? SERNに通じている? タイムマシンの功績は彼女のものになった? バイト戦士は未来からのトラベラーであることが確定。タイムトラベルか、タイムリープか……どちらでここに来たんだ? 父を捜した日のことを考えれば、恐らく後者だろう。

 42型ブラウン管が電話レンジのリフターだった? ビームガン萌え。SONYのGDMシリーズとか。……あれはPCモニタか。

 ここまで引っ張ると、五月雨ってマジで何か意味あるんじゃないかと思うよね。武器屋本舗で買ったとかいうの嘘なんじゃ?

 タイムリープは未来の記憶を「思い出す」仕組みなのか。岡部が夢で見た光景は未来の記憶か? 知らない記憶がまだ眠っているとか? 数々の妄言は無自覚な記憶の断片じゃないだろうな。

 まゆりが別れを予告するかのように……。

 銃を持った男たちの突入。指圧師がリーダー? 「SERNの」と言いかけて制止されてる。ただのメンバーか……。

 何回ループするんだお前。運命は収束する。まゆりの死は避けられないようだ。

 人工衛星が屋上にある。何で? 消えたんじゃなかったっけ? ループでその事実が消えたのか。
 タイムマシンの公表を知っている内部者は……紅莉栖? 彼女はSERNと通じているのか? バイト戦士の言葉は真実だったのか? 紅莉栖は決して悪い奴ではないはずだが……。そうか、SERNとの専用線が急に現れるはずはない。未来の何者かが、過去に戻ってあそこに引いた……それが紅莉栖の意志だった……とか。
 ジョン・タイターは岡部くんとしか考えられない、と指圧師。マジっすか? 岡部自身にも記憶ないよね? まさかタイムリープではなく、タイムトラベルした岡部がこの世界にいるというのか? 救世主云々というメールは、中二病の岡部をその気にさせるための工夫? 逆効果だったけど。……ではどうして急に連絡を絶った? 未来に戻ったのか?

 紅莉栖に助けを求める岡部。
 バイト戦士はやっぱり未来からのタイムトラベラーだった。
 ――鈴羽がジョン・タイター! そっちでビンゴだったか! 2000年のタイターは彼女ではないらしい。ということは?

 父を捜していたというのは嘘? 真に迫ってたけどなあ。タイムマシンオフ会に参加した目的は? 父ではなく他の人物? SERNの関係者がそこに出席する予定だった?

 未来世界では、紅莉栖はタイムマシンの母として崇敬され、岡部はテロリストとして有名。何となくイメージできるなこれ。ただし紅莉栖は暗殺されているようだ。

 世界線変動率が大きく変わる分岐点は2010年、つまり今。他に1991年と2000年に大きな分岐点があったらしい。ソ連崩壊と2000年問題の年だって? いや、岡部の生誕と、発熱からの生還じゃないのかこれ。一致するだろう、彼の年齢と過去に。岡部が世界の分岐を生み出す救世主……ということだ。鈴羽=ジョン・タイターにとってはね。SERNにとっては混沌を生み出すテロリストになる。まさに鳳凰院凶真の目的だ。

 鈴羽が元凶たる紅莉栖を殺せないのは、どうあがいても殺せないという結果に収束するから……と岡部。マジでか。じゃあ岡部が殺されないのも同じことか。普通ならSERNにさっさと殺されているはずだ。タイムマシン完成に必要な人物だったことも影響しているか。ダルも同様。

 なんか2000年のジョン・タイターは岡部っぽいなあ。未来から根本的な解決を求めて……。

 屋上のタイムマシンは質量とか関係なく、座標が微妙にずれて出現してしまっただけらしい。あー、そういうことか。

 ゲルマン系のネーミング、未来世界のレジスタンスでは「伝統」らしい。岡部のマインド受け継がれすぎワロタwww

 タイムマシン修理とピンバッジ捜索。岡部はレジスタンス設立メンバーの一人、とのこと。
 ピンバッジの文字「OSHM***A 7010」らしいけど、「05HM***A 2010」に見えるよ。

 は? ダルが鈴羽の父親? 「OSHM***A 2010」? ラボメンの頭文字? 名探偵まゆり、お見事。ネーミングセンスがここで活きてくるとは思わなかったよ!

 ダルは奥さんとコミマで出会うらしい。フェイリス……ではないなあ。まゆりの友達とか?

 無限ループに陥っておかしくなっていく岡部。鈴羽に劣情を催すが……お前の体力じゃ暗がりに連れ込んでもフルボッコにされるぞ……。

 おお、鈴羽と一緒に1975年へ飛ぶところで終わるのか。やはり2000年のジョン・タイターは岡部なのだろう。いや、岡部と鈴羽の二人……かな。

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■プロローグ〜chapter1
 再プレイで気になるのは、ドクター中鉢講演会場での岡部と紅莉栖の初対面。岡部が悲しそうな表情で自分を見ていたという紅莉栖の言葉。岡部にその記憶がないということは、異なる世界の岡部ということだ。もう一人彼がいたのか?

 例の文字化けメールは砂嵐ムービーが添付されていたものらしい。

 ……紅莉栖が男に刺されたというメールをダルに送った瞬間に、世界線が変動していたのか。殺された、と書くことでそれが決定事項になってしまう気が……などと考えている。自覚があるのか、偶然の一致なのか。しかも世界線、最初から1.1%超えてたじゃないか! そのまま進めば未来は違う形になっていたんだ。どうしてDメールでもないのに世界が変動した? 元々、鈴羽のタイムマシンもきっちり座標指定ができていたし(ラジオ会館にめり込んでいなかった)。
 そうか、世界線が1%を超えていたのは紅莉栖が死亡したからだ。タイムマシンが完成しない。彼女が刺された時、悲鳴を上げていた謎の男は岡部か? ……悲しそうな目で紅莉栖を見ていた。男の悲鳴。死んだ紅莉栖。刺したのは岡部か? 運命を変えるために? まさか!

 ダルが「紅莉栖が刺された」というメールを読んだのは一週間前。ただしタイムスタンプは一週間後。……鈴羽のタイムマシンが近くにあったから、Dメールと同じ効果が発生した? うーん。
 ダルはこのメールを受信した後、何かをしたのだろう。誰かに(恐らく岡部に)喋ったと見るのが自然か。それで運命が変化した。紅莉栖は刺殺を免れた。

 工房に来た鈴羽が最初に「おっはー」って挨拶したのは、予習に失敗したからだろこれ(笑)。ブームの年月を少しだけ間違えたな……。

 紅莉栖刺殺のメールで変動が起きたのは、ダルがメンテナンスで自分の携帯を電話レンジに繋いでいたからか。意図しないDメールになったわけだ。この世界線の岡部が、ドクター中鉢の発表会が中止されていたにもかかわらずまゆりと一緒に出かけたのは、刺殺を防ぐためという目的があったからだろう。でも過去の岡部がそんなことをするか? もう一人の岡部、未来から来た岡部でなければ無理だ。その行動は。
 そもそもあの死体、紅莉栖なのかな……替え玉で……という可能性も。
「オカリンはHENTAI」というDメールで世界変動が起きなかったのは、内容のせいだ。

 @ちゃんねるをじっくり読んでみたけど、コテハン「栗悟飯とカメハメ波」って口悪いなwwwクリスティーナさんwwww


■chapter4
 指圧師がDメールを使った時、IBN5100のありかを過去の自分に教えたのか。だからラボからPCが消失する。神社から盗み出したんだろう。すると、IBN5100の情報を教えるためにDメールを使う必要がなくなるから、現在のラボに指圧師は来ていないという結果がもたらされる。安否確認のメールに対して彼女がそっけなかったのも、すでに目的が果たされているからだ。
 岡部が指圧師にIBN5100の入手とラボの住所を知らせたからこそ、彼女がDメール実験に参加したわけだし、神社にあったことも教えていた。間違いないよね。


■chapter7
 鈴羽との思い出を捨ててchapter7へ。
 IBN5100が消えた理由、分岐を生じさせたDメールがポイントに。あれしかないだろう。

 雷ネットの大会。いやいや、Dメールの内容は明らかですから。
 ……フェイリスがPCマニアなのではなく、父親がマニアだったようだ。死んだからフェイリスが神社に奉納したわけか。ということは、鍵になったのはフェイリスのDメール?

 フェイリスが狂言誘拐のDメールを送ったことで、パパは10年前の飛行機事故を免れた。フェイリスパパは架空の身代金を用意するためにIBN5100をフランスの実業家に売り払った……。実業家はSERN関係者だろうが、事故は偶然だろう。この二つは連動していない。SERNが事故を引き起こした可能性はないと考えていい。
 鈴羽はIBN5100を入手してフェイリスパパに託してくれていた。おお。だから神社に来たのか。
 これDメールの文面を変えればパパの命とIBN5100を両立できるよね? パパを飛行機に乗せなければそれでいいんだから。身代金のところだけ変更すればいい。「娘は預かった 身代金は不要 新幹線に乗れ」みたいな。

 ……おお、メール送信をためらっていたら岡部が同じ発想を始めた。いいぞ。
 でも文面は違う方向だね。

 世界線が……カウンターがおかしいぞ。「.275349」って何だ。なにこれこわい。しかもヲタショップが乱立する秋葉の中央通りに瞬間移動している。リスクでかすぎで怖いです(´・ω・`)
 ラボが消えてる……これが瞬間移動の理由か。フェイリス以外との面識がなくなっている。どういう経緯? タイムマシンがないからSERNとの関係もないし、そもそもIBN5100が不要だ。まゆりが死ぬこともないだろう。物語が終わっている。
 パパはなぜか生きている。じゃあ何で秋葉が萌え系の街になってる? フェイリスの意見をパパが採用したのか?

 みんなは世界にいるが、記憶と人間関係が失われている。悲しむフェイリスと岡部。ここでも人との繋がり、記憶が強調される。重要なモチーフだからだろう。
 フェイリスルートはここで終わりか。これは仕方がない。

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■chapter8

 フェイリスパパへのDメールを打ち消して新章へ。

 ルカ子……お前IBN5100を大掃除でぶっ壊したな……?

「トゥットゥルー♪ おかえりン」wwwついに混ざったwww
 そういやコミマの開催日ってコミケと違って15日(日曜)からなのな。不良社員が増えるぞ!

 ルカ子の説得にまるで向いていない岡部さん。めんどくさいなおいwww

 やっと指圧師のDメールに意識を向け始める岡部。当然そこが一番のポイントだ。そして冒頭の意図せぬDメール……1%の向こう側だった当初の世界。そこに戻るためには、紅莉栖の死を受け入れなければならない。これがメインルートのクライマックスなのだろう。その運命を変えられるのか? という要素も来るはずだ。「死んだ」とは書かれていなかったから、刺されただけで生きていて……というのが救いの可能性。ここまでの記憶は彼女から失われるということになるけど……フェイリスのように紅莉栖も「思い出す」かもしれない。
 タイムトラベルものは冒頭と結尾の対応が美しくなければね! いいよいいよー。期待できそうだ。

 ルカ子の台詞から、出会いと当時の性別に違和感を抱く岡部。そういやそうだ……。
「異なる世界の記憶を思い出す」というのは大事なモチーフだ。思い出せ! っていうクライマックスがきっと来る。その対比が、鈴羽の記憶喪失と絶望じゃないか。冒頭のシークエンスで岡部は大事なことを思い出さなければならない……。違うかな。

 ルカ子エンディング。これは過酷な恋愛ドラマですね。コミマの写真で泣いた(´;ω;)
 スタッフロールの後に一枚絵が。これは初めてのパターンだ。……まゆり最期の日に撮影した写真と重ねているのか? なら、岡部とルカ子の間にできた赤ちゃんは女の子だ。絶対。タイトルが「背徳と再生のリンク」だしね。

 まゆりが心不全で死んだこと、他のメンバーに危害が加えられなかったこと、ラボのタイムマシンが奪われなかったこと。……このルートではSERNがまるで干渉してこなかったことになる。何でだ? IBN5100がコインロッカーから撤去されたことに関係する? んん?
 フェイリスパパの死が影響しているのか?
 そういえば、フェイリスパパが生きていたのに秋葉が萌え系の街になってたのは、彼女の最後のDメールのせいかもしれない。例文「娘を預かった 秋葉を萌えの 街にしろ」(・ω・`)えっ?

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■chapter9

 ルカ子の母にDメールを送って新章へ。

 IBN5100は倉庫にあったようだが、何者かに奪われた後。SERN、というか指圧師だろう。何かを引きずった跡がある、という証言は非力な彼女が何とかPCを持ち出そうとしたことを示す。屈強なラウンダーはこの略奪に参加していないはずだ。
 指圧師が自分にDメールを送った日はかなり前だった。でも岡部経由でPCのありかを知った彼女が、先んじて入手することはできるのか? この世界線の岡部はIBN5100のありかを突き止めていなかったはずだ。メールにもそれに関する履歴はない。

 ……指圧師はタイムトラベラーではなさそうだが、記憶に障害を持っているのだろうか? だから彼女は携帯にデータをため込もうとしていた? そうだ……伏線はあった。鈴羽が「洗脳されているとまぶたの裏にチップが埋め込まれている」と言っていたじゃないか。洗脳されていて、SERNの都合で動かされている。記憶のリセットが発生する? 彼女は携帯を見て自分の行動を把握する。「思い出す」とも言える。どうだ。
 問題になるのは、この世界でのメールのやりとりだ。

 おいクリスティーナ。まゆりの死を見届けるためにコミマ入りしたのに「なんだかんだで興奮してるかもw」じゃないだろ。これは多分ケアレスミスだと思うなあ。紅莉栖の性格からして話を信じなければ乗ってこないし、一度信じたらシリアスになってくれるはずだからね。

 ……指圧師が自殺? 消されたのか。まゆりの死亡日が一日ずれていた理由がこれか。
 だからまゆりは病死するのか? 他の世界線だとコミマの帰りにダル共々襲撃されてたよな。一日ずれただけで、ラウンダーと指圧師がラボを襲撃することもあった。きちんとまとめないと法則性が見えない。
 で、どうして「まゆりの死」が確定しているのかが謎だ。そこに収束する理由は?

 待てよ……本当に自殺かもしれないぞ。洗脳が解けて、良心の呵責ないし束縛された生に耐えられなくなったという線だ。本当はいい奴かもしれないんだから。

 ……ラボから放電現象!? 誰がタイムリープを行った? うおー何だこれ。面白いぞ。
 ラボメンの誰か? まさかの店長? ラボの会話は外まで筒抜けだからね。いずれにせよタイムリープの方法を知る人物だ。紅莉栖と見るのが自然かなあ。動機は岡部の負担を心配して、自らタイムリープして問題解決を……。

 錯乱した紅莉栖からの電話。この世界線でもまゆりは心不全で死亡している。一致している。
 紅莉栖がコミマ入りしたのは何時だ? 密かにタイムリープした可能性は?
 謎の放電はタイムリープじゃなくて……Dメール……かも?

 指圧師は上司FBから連絡を絶たれて悲嘆している様子。これが自殺の原因なのか?
 携帯の機種変は嘘。やはり神社にIBN5100があるという文面だった。

 鳳凰院凶真を捨てている必死な岡部くん、シリアスで格好いいね。まゆりの死を見てから変わったようだ。

 FB……FB。鳳凰院凶真=フェニックスなんたら・バッドトゥルース=FBかと思ったらフェニックスはPでした、という話。そりゃそうだ。
 ……FBは女? 女なの? まさか紅莉栖? 鈴羽の台詞と併せるとそれしかないぞ。冒頭の紅莉栖刺殺とも通じるだろう。でもそんなはずは……。未来の紅莉栖ならともかく。

 自分の携帯に「指圧師に Dメールを 使わせるな!」じゃダメかなこれ。FBを騙る作戦は岡部も思いついてるけど。……いや、ダメか。あの日はまだ指圧師への警戒心が薄いからな。多分岡部は指示を無視してしまうだろう。

 FBって誰だ……フェイリス・ニャンニャン。フェイリス・B……。いや本当に女とは限らない。

 ――ラウンダーの募集は一斉送信のメールだったらしい。誰が加入していても不思議ではないぞ。なにそれこわい。

 運び屋を尾行して……店長に辿り着いた。マジで!? 本当にお前か!
 ブラウン管工房のビルは鈴羽の所有物件だった。だから専用線も彼女に関係している可能性を疑っていた。しかし、譲られた後に店長が引いたなら? SERN関係者でないかぎり専用線を引くことはできない。ビルの所有者も知っていなければおかしい。繋がっている……。
 店長は鈴羽の裏の顔に気づかなかったのか? 恩人という言葉は嘘には見えなかった。
 FB。……F・ブラウンか? Fは何だ。フレドリックじゃないよな……。店長との繋がりが気になる。ブラウン管工房は暇な店だった。メール魔の指圧師に一日十通の長文返信をすることも可能だっただろう。

 この世界線で指圧師がラウンダーから排除されている理由は? メンバーと面識もないという。IBN5100の入手で用済みになったという岡部の思考は誤りだ。それだと他の世界線でもラウンダーと一緒に行動できなくなる。

 ――FBは店長! フェルディナンド・ブラウン、らしい。
 FBのメール、確かにネカマくさい文章だったもんなあ(笑)。
 IBN5100を入手したラウンダーは必ず口封じで殺される。入手失敗すれば死なないのか。

 指圧師を殺した綯、15年後に岡部を殺すと予言。死期が合っていないか? 未来を知っているのか? あまりに冷酷かつ殺しの手際が鮮やかすぎる。洗脳されている?
 これを放置するとガチでまずい気がする。あえてDメールを後回しにしよう。

 綯はタイムリーパー! ラボの放電現象はこいつだったのか。拷問の果ての殺害を予言……こわいお(´;ω;)

 店長は指圧師を生かそうとしていた、という岡部の予想は合っているだろう。そうでなければFBを騙ってIBN5100捜索を中断させても、彼女が店長に確認のメールをしただけで因果が元通りになってしまう。メール魔の彼女は、なぜ中断するのか、他の命令はないか――何度もFBに連絡を取ったはずだ。しかし店長は岡部のメールを否定せずにストップをかけた。それが本心だったからだ。そうでなければIBN5100はラボに戻っていなかっただろう。

 岡部が気づいた……。紅莉栖が死ぬ世界線を目指そうとしていることに。頑張れ。これがクライマックスだ。

 これ、「現代の岡部 vs 未来の岡部」にならないか? 1%越えの世界線では、鈴羽じゃなくて彼がタイムマシンに乗っていたんじゃないか? ラジオ会館にめり込んでなかったのは、座標指定がきっちりできるSERN製のタイムマシンだから? レジスタンスの岡部がSERNのタイムマシンを奪ってここに来た。そして絶望的な叫び声を上げながら紅莉栖を刺殺した。世界を変えるために。どうだ?
 現代の岡部がそれをさらに止めようとするなら……自分という存在を自分で消してしまう展開が待つ。奇妙な夢のシーンを見ると、仲間がその世界線から連れ戻してくれる……かもしれない。まゆりとかが。
 そう考えると、二通の脅迫メールは岡部自身の試行錯誤だったのかなあ。タイムマシン開発を中止させるための……。SERNならあんな脅迫をする意味がないわけで。


■chapter10
 紅莉栖エンディング切ない(´;ω;`)ブワッ
 死は不可避なのか……。
 ラスト、何でIBN5100がラボにあったんだろうね。店長がゴミ捨て場を見てビビりそうだ。
 それにしても紅莉栖役の今井麻美さん、演技神すぎるだろこのルート……。

 余談。岡部はこの世界線で紅莉栖の死亡を確認していない。ニュースや新聞を見ていないから。もしかしたら、刺されただけで生きていたかも――という可能性は残されている。犯人が岡部なら、リーディング・シュタイナーがある以上そんなへまはやらないと思うけど……もしかしたら殺しきれなかったかもしれないしね。

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■chapter1
 タイムマシンはやっぱ微妙にデザインが違うな。SERN製のもので間違いないだろう。屋上に出るドアの鍵が壊されていたというのも、パイロットがビルに侵入したことを思わせる。タイムマシンへの接近を制止した女係員は……ただの係員だと思うなあ。鈴羽の声に似ていたけど、容貌の描写がないし。ブラウン管工房で初めて対面した際、岡部が前に見かけた女性と考える描写はなかった。記憶の問題だから確実ではないが……。

 紅莉栖との初対面、いきなり携帯を取り上げられるのは「会話中に携帯を使うな」という怒りだ。最初から好みが反映されていたわけだ。

 紅莉栖が発表会直前に会ったという岡部は、今の容貌の岡部か。そうか。未来からの……という仮説はおかしなことになる(年齢と容貌が違ってくるため)。今の岡部がタイムトラベルを繰り返したのか?

 やっぱ砂嵐メールの送信者は岡部自身だと思うなあ。運命を変えようとしたもう一人の岡部。砂嵐だったのは、因果的に何か障害があったからか。これは紅莉栖殺害をためらい、葛藤する岡部が、この世界線の自分に何かを伝えようとしたものだ。

 紅莉栖刺殺時、謎の男の叫び声はやはり岡部そっくりだ。

 世界線のメーターは「1.130……」

 ジョン・タイターの書き込みに「過去の自分に会うことはできます」とあるね。これも伏線だろう。祖父のパラドックスは発生しないことが証明されている、ね。二人の岡部は対面できる。


■chapter4
 ……あれ。神社からIBN5100を盗み出したのは指圧師ではないのか? 「ないないない……どうしてないの……」とか呟いてるな。ラボからPCが消えた後なのに。指圧師が自分のDメールを受信、FBに連絡。FBは指圧師に回収指令を出した後、自分で盗み出した? でもロッカーに入れたのは指圧師だよな?


■chapter10
 まゆりルート突入。

 何度聞いても鳳凰院の勝利宣言は切なくて格好いいな。さりげなくエンターキーを譲るダルも渋い。ダルってHENTAIでオタだけど、腕利きな上に性格も意外にまともで格好いいよね。

 これで終わりなはずはないぞ! プロローグの伏線未回収じゃないか!
 ……と思ったら続きがあった。紅莉栖エンディングでは未確認だった死亡記事が出てきてしまった。これはきつい……。犯人が捕まっていないのは当然だろう。タイムマシンが完成しなくなるんだから、刺した直後に犯人も消えてしまう。タイムトラベラーは2010年に存在できない。

 ――これでトゥルーエンディングへの扉が開かれたってことでおk?

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■chapter11
 紅莉栖エンディングの後、スタッフロールに割り込む電話。何だこれは!

 冒頭のタイムマシンを使っていたのは、岡部ではなく鈴羽……だと……?
 紅莉栖が死んでも、タイムマシンは開発されてしまうのか! SERN以外の手で?

 いや違う。岡部があの日の屋上に戻ることは運命づけられていた……あれは岡部で合っている。

 相対値「-0.081609%」のシュタインズゲート……。
 フェイリスルートに出てきたおかしな数値のメーターはマイナスの世界線だった、ということか?(マイナスの部分がメーターに用意されていないからおかしな表示になった?)

 2025年に岡部が死ぬ? 綯ではない。アトラクタフィールド理論による収束、なのか。異なる世界線なのに?

 タイムマシンはダルが作ったのかよ! やっぱこいつ天才だな!

 1975年、2000年のジョン・タイターも鈴羽で確定のようだ。

 えええええドクター中鉢がここで絡むのか! 何であんなかませ犬に立ち絵があるんだとは思ってたよ! 犯人はこいつなのか? いや、しかし……。

 おい、祖父のパラドックスしっかり発生するんじゃねーか! 発生しないというのが、鈴羽=ジョン・タイターのデマ情報だったとは。だから二人の岡部は対面しなかったわけだ。

 タイムトラベル。屋上のドアを破壊したのは、岡部ではなく鈴羽だったのか。女係員も彼女だったのだろう……あの目立つ格好で一行を制止してたのか? 描写上はごく普通の係員っぽかったよね。

 これ、紅莉栖をタイムマシンに乗せて連れ去ればどうよ。
 ……人数制限で無理か。

 ええええええええええええ中鉢が紅莉栖の父親! これはビックリした! 上手い!

 揉み合いの最中の刺殺。悲鳴は事後に上げたものだったのか。
 問題はここからだ……!

 このDメール、全角7文字だな。進化したのか。
 ドクター中鉢って通称だったのか……。てっきり夫婦不仲で別姓かと……。本名は牧瀬章一。

 メタルうーぱ! こんな絡み方をするとは予想外でした。

 ムービーメールもDメールだったのか。送り主はやはり岡部だ。
 紅莉栖の理論を盛り込んだC204型。複数の世界線が交わっている……?
 過去を否定するな、か。すべては無駄ではなかった。「なかったこと」にはならなかった。

 世界を騙せ――「観測していなかったこと」がやはりクローズアップされる。
 サイリウム・セーバー。これが活きてくるとは! ――と思ったらトラブル発生。こうでなくては。すんなり行っては面白くない。

 自分の血で偽装。悲鳴をこう繋げるのか! 素晴らしい!
 これはドラマティックだ。紅莉栖への想いをずっと見てきただけに、この熱い行動に共感できる。

 エピローグ。
 店長と指圧師っていい感じだよね。元の世界線では自殺して守ろうとするほど情が移ってたわけだし。

 紅莉栖が記憶を思い出して完結(´;ω;`)ブワッ
「これが、シュタインズゲートの選択だよ」
 何この岡部の優しい声(´;ω;)

 うむ、面白かった!
 現実世界で誰もが経験しているデジャヴを絡めたフィナーレ、余韻が残っていいね。日々の記憶に思いを馳せるプレイヤーが続出したに違いないよ。

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■クリア後の雑談
 感想がてら、いくつか思うところを書いてみたいと思います。


■岡部の悲鳴
 15年後の岡部はムービーを添付したDメールで、「お前が観測したのは血だまりに倒れている紅莉栖だけ」「自分を騙せ。世界を騙せ」と語りました。しかし、これは事実ではありません。“最初の岡部”はドクター中鉢の発表会が終わった後、謎の男の(自分自身の)叫び声を聞いていたからです。15年後の岡部がそのことを忘れていたのか、あるいは紅莉栖の命を救うことに直結しないため、あえて言及しなかったのか……理由は不明ですが、“最初の岡部”が観測した叫び声はここでも観測させなければならない。
 紅莉栖を救う際、岡部は中鉢の刃をわざと受けるという作戦に出ました。そして、わざと血だまりを作りながら痛みに絶叫する。このシチュエーションで「岡部が聞いた男の悲鳴」という問題をきっちり処理していたのは見事でしたね。
 この日に岡部が死なないことは保証されていましたが、タイムマシンで数週間後に戻った後は何も保証がない。いつ死んでもおかしくない。鈴羽が愕然としたのは当然です。常軌を逸した行動は、まさにマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真の名にふさわしいものでした。まゆりの死に立ち向かう中で、いつしか凶真という仮面を脱ぎ捨てていた岡部が、エピローグの戦いで再び凶真に戻って自分を奮い立たせていたことにも対応しています。紅莉栖への感情と相まって実に熱い。

 タイムトラベルものを何作か読んでいるプレイヤーなら、プロローグとエピローグの対応はある程度予想の範囲内だったと思います。きっちりと組み立てられたプロットは、それだけ先を読みやすくなる。プレイメモに書いた通り、悲鳴と刺殺事件が未来の岡部というところまでは大筋で予想通りでした。同じような考えを抱きながら読んでいたプレイヤーも結構いたと思います。
 見事なのはそこから先。岡部の上げた悲鳴の理由を変えて、もう一度まるで違う展開を描いたところです。この二段構えの展開はシビれましたね。
 プレイメモで触れた「現在の岡部 vs 未来の岡部」だと、物語がどうしてもハッピーエンドにならず、岡部以外の人物に結末を委ねることになってしまいます。鈴羽に「祖父のパラドックスが発生する」と語らせた上でこういう展開にしたのは納得でした。やはり決着させるのは主人公じゃないとね!


■紅莉栖刺殺事件と岡部の観測
 もう一つ、シナリオの技術的なお話。
“最初の岡部”が観測していなかった「紅莉栖の死」。彼女はうつぶせに倒れていたため、途中までは「本当は紅莉栖じゃないかも?」と疑うことも可能でした(詳しくはプレイメモ参照)。その後、岡部がまゆりエンディングで刺殺事件の新聞記事を読んでしまうため、替え玉の線がないことは確定してしまうんですけどね。
 俺は読み終わるまで気づけなかったんですが、実は「あの死体は紅莉栖本人である」という結論は、エピローグを待つことなく中盤までに導き出せる仕掛けになっていました。この作品はミステリ的な視点でも整合性を取ってあると言えるでしょう。

 前述したように、替え玉疑惑の論拠になるのは岡部の観測の不確かさ。「彼は倒れた紅莉栖の顔をはっきりと見ていない。だから替え玉の可能性が残されている」というものです。顔を横に向けて横たえられた救出時とは異なり、“最初の岡部”が観測したのは下に向けた顔が髪の毛でしっかりと覆われている紅莉栖でした(イベントCGを参照)。地の文でも「顔ははっきりみえないが」と明記されています。
 これはミステリにおいて「顔のない死体」という名前がついているほどに古典的、かつ基本的なトリック。文字通り、顔が潰されている、切断された頭部が行方不明になっているといった理由で個人を識別できない死体を指します。紅莉栖のケースも、広義的に解釈してこのパターンに含めていいでしょう。

 エピローグを読むことなく、紅莉栖を本人と確定させる情報は何か?
 それは彼女が着ていた制服です。
 chapter5におけるラボメンとの会話により、紅莉栖が着ているのは九段下にある菖蒲院女子学園の制服を改造したものであることが明らかになっています。コス衣装作りの趣味があり、服には一家言ありそうなまゆりも、紅莉栖から話を聞くまで菖蒲院の制服とは分からなかった様子。

「(紅莉栖の制服について)こんな制服、都内にあったっけー?」
「(改造制服であると知らされて)ああー、菖蒲院なんだー。あそこの制服、元々かわいいもんねー。でもクリスちゃんの改造センスはね、すごくいいかも〜♪」

 この台詞は、紅莉栖の制服に「菖蒲院のオリジナル制服を知っていたまゆりでさえ判別不能なほどの、大幅な改造が施されていたこと」を示します。すなわち、この制服を着ている人物は牧瀬紅莉栖本人しかあり得ない。もし替え玉なら、その人物は岡部が刺殺死体を目撃する直前に紅莉栖と制服を交換しなければならない。それは(不可能ではないにしろ)無理がある推論というものです。
 ミステリでは「特徴的な服装を利用して、あたかも本人であるかのように誤認させる」というパターンが多々ありますが、『シュタインズゲート』では逆に本人であることを確定させる情報として用いていますね。
 ちなみに“最初の岡部”は紅莉栖の死体を発見した際、「服装には見覚えがあった」と考えており、顔ではなく服装に着目していることが強調してあります。これもシナリオの意図、読解のポイントですね。

 ……ということで、あの死体が「顔のない死体」による替え玉ではなく、紅莉栖本人であるということは、本編の情報からしっかりと導き出せるように計算されていたのでした、という話。中盤の何気ない会話に推理面での伏線を仕込んであるという……改造制服はクリスティーナの個性を演出する情報でありつつも、プロット上は別の意味が込められていたというわけです。いや、ほんとよくできてるんですよこのシナリオ。
 改造制服の会話、シナリオ上かなり離れた位置にさりげなく配置されているので、伏線と気づくのは難易度高めかもしれないなあ。念のため「紅莉栖 制服 伏線」とかでぐぐってみたんですが、ここに言及した記事は見つけられませんでした(2011年6月20日現在)。かなり渋い仕込みだよねえ。
 紅莉栖が発表会に来ていた理由、ドクター中鉢が彼女の父親であること、刺殺事件との関係……この辺りも本編にちりばめられた岡部と紅莉栖の会話によって、かなりのところまで推理できるようになっています。ミステリ的に挑んだ人はエピローグでかなり楽しめたんじゃないでしょうか? まさかイベントCGで紅莉栖が手にしていた封筒が伏線だとは思わなかったよ(;`・ω・)


■強く刻まれた記憶
 プレイ中、「紅莉栖に恋愛経験がないのはプレイヤーの萌えを意識したもの」と思ってました。や、その意味合いは入ってるんでしょうけど、エピローグに意味を持たせていたのが見事だった。
 紅莉栖はあれがファーストキス。「クリスティーナ」「助手」というたわいないニックネームを覚えていた以上、彼女がキスの記憶、岡部への気持ちを思い出せないはずはない。あのエピローグの後、二人が以前のような関係に戻れることを暗示して幕を下ろしてますよね。
 岡部・紅莉栖の処女童貞会話も無駄な情報ではなかった。処女厨大喜びとかそういうレベルの話にはとどまっておらず、きちんとドラマに繋げてある。いや、ほんとよくできてるんですよ……。
 そう言えば、シャワーで岡部に裸を見られたのも初めてとか言ってたっけ(笑)。ちなみに、美人なのに恋愛経験がないことについては、勉強と研究に打ち込んでいたからという理由付けが行われてましたね。
   ,, ,,
ヽ(*゚д゚)ノ<カイバー


■岡部が見た夢
 夢の中で7000万年前の地球に取り残されていた岡部。あれってSERNに捕まり、過去に送り込まれてしまった世界線の記憶ですよね? 異なる世界線。あり得た結末。伏線になっているのは、まゆりが見た夢です。彼女は何度も迎えた自分の死を夢に見ていました(岡部が必死に助けようとしてくれたところも含めて)。
 岡部が見た夢はまだ経験していない世界線(それも、ゼリーマンにならずにタイムトラベルが可能な未来)での出来事であり、窮地に陥った彼をラボメンが助けようとしている世界線……ということになるんだろうなと。前々項の「岡部以外の人物に結末を委ねることになってしまいます」という記述は、こういった思考に基づいたものです。

 一方、ゼリーマンになるという不可避の結末に向けて、引き延ばされた時間の中で閉ざされた城門に迫っていく夢もありました。あれは完全なタイムトラベルができない世界線の出来事かな。まゆりもゼリーマンにされてましたし、SERN怖い(´・ω・`) 綯に拷問されるだけでなく、岡部も色々な死に方をしていそう。
 鍵のかかった城門は「シュタインズ“ゲート”」にもかけてある? まゆりの命か、紅莉栖の命か。閉ざされた城門は避けようのなかった死の袋小路。鍵を持っていなかった岡部は悲劇を避けることができなかった。しかしエピローグで未来からタイムトラベルしてきた鈴羽が、欠けていた鍵を渡してくれる。初めて到達した世界線、シュタインズゲート。城門は開かれ、〈新しい夜明け〉を迎える。〈離れ離れの時を追い越し たどり着く楽園のドア〉。
(True EDテーマ曲・いとうかなこ『Another Heaven』より引用)

 プレイを終えた後、速攻で『Another Heaven』をDL購入したんだけど、歌詞をじっくり聴くとTrue EDそのまんまで泣けるよねこれ(´;ω;`)
 万が一、PSP版に収録されてなかったら別の意味で泣く(´;ω;`)


 以上、発売から2年以上経ってる作品だけに、多分目新しい意見・考察はあまりなかったかもしれませんが、俺の個人的な感想ということで。なお、引用はご自由に。このページかサイトのトップページにリンクを張ってくれれば、許可の問い合わせは必要ありません。


■キャラ雑感
 少しですが、近日中に書きます。更新のお知らせはいつものようにtwitterにて!

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