「Free!」
おおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶高校水泳部 公式サイト

鑑賞中にリアルタイムで書いたメモ(感想)です。
ところどころ考察も混じっています。
随時更新。



■第1話:再会のスターティングブロック!
競泳用の水着をはいていたとはいえ、序盤から男子高校生の裸エプロンをぶち込んでくるとは予想外にハイペースだなwww

スイミングスクール時代。凜が「リレーじゃなきゃダメなんだ」と言った時、握りしめる手の中に落ち葉が四枚あった。四人で泳ごうという寓意だろうね。

「もういらねーから」と言ってトロフィーを投げ捨てた凜。嘘つけ、じゃあ何でスイミングスクールに来てたんだ。大事だったからに決まってる。

凜が通っている鮫柄学園の校章は、SとZの組み合わせっぽい。鮫柄だけに。
あと凛の歯がものすごく鮫っぽいw

東京で音楽を志したけど、夢破れて帰ってきた天方先生。この要素、凜にも当てはまっていそう。オーストラリアでオリンピックの選手を目指してたわけだからね。
遙は天方先生に対して「夢破れてしょうがなく教師になったやつが生徒を教えるってどうなんだよ」と懐疑的だったけど、いずれ肯定に変わるんじゃないかな? 凜の肯定に繋がっていく。

エンディングアニメーションが砂漠なのがいいね。水泳の対極。本当に水に飢えてるんだろうなこいつら。


■第2話:追憶のディスタンス!
凛は水泳部に入ってないのね。やっぱり挫折して帰国したんだろうなあ。

渚の前衛芸術は何だwwww
遙、絵ぇ上手いなwwww

遙は彫刻もできるのか……。

江が入部を決めたとき、遙もちょっと嬉しそう。

凛が挫折したのって遙に負けたからなのね。
水泳部に入ることを決意……再びライバル関係になっていくのか。


■第3話:理論のドルフィンキック!
遙がやる気を出した!
……ダメだ、こいつ勧誘に全然向いてねえwww
その人形、もうマスコットなの(´・∀・)?

前回ちらっと出てた竜ヶ崎怜、再登場。

人なつっこいな渚www

理論派の怜。


■第4話:囚われのバタフライ!
江の足下に蟻の列。
五匹+遅れている一匹。
「遙先輩たちと一緒なら、(兄は)その夢に少しでも近づけると思うんです。あの時のリレーみたいに」
蟻は凛を含めた五人+江の隠喩……かな?
いや、岩鳶高校の五人+凛……というパターンも? 凛が一番進んでるはずなんだけどな。

怜はどうして沈むんだwwww
こいつ体脂肪率が低すぎるんじゃないの?
……ああ、そうか。だるま浮きでは問題ないからそれはないのか。

水着借りてたのかよwww

「もう一度ちゃんと勝負しろ! ……じゃねえと、俺が前に進めねえ」
やっぱ凜くん、壁にぶち当たってたのね。
てことは、あの遅れてた蟻は凛か?
……江は、遙たちと一緒じゃないと兄が夢に近づけないと思っている? だから遅れた蟻として表現されていたのか?

フェンスにとまっていた蝶。
「俺も自由じゃない」と遙。
蝶はフェンスの外ではなく、内側に来て遙の身体にとまる。
外に出られないでいる。囚われの蝶。
遙も怜も自由を手にしていない。だからこそ憧れる?
誰よりも自由に見える遙が自らそうではないと言った理由は、凛との関係にありそうだ。それだけ互いを縛り合っている。
遙と怜は膝を抱えて並び、フェンスの内側で舞う二匹の蝶をぼーっと眺めていた。これは遙と怜を蝶に重ねた表現と言える。

バタフライに開眼する怜。
蝶のように泳ぐ。かなづちだった怜が自由を手にしてる。


■第5話:試練のオープンウォーター!
江の袴姿かわいいw 気合い入りすぎだww

禍々しいな合宿の古地図www
獣の頭みたいな島があるぞwwww

バーナード・ショーが影響を受けた本は預金通帳……?
マジでか\( 'ω')/

遙の鯖推し。
何で鯖なんだろうな、と。

「プールは俺たちが使ってるのに、どこで泳いでるんだ」
「海」
「! ……大丈夫なのか、真琴は」
「……え?」
「……! ……いや、何でもない」
江は完全に忘れてるみたいだけど、凛は覚えてるんだな。真琴の過去を。
あいつらのことを気にかけてる証拠だ。昔の仲間を忘れてなんかいない。
(江は忘れてるんじゃなくて知らなかったのかも?)

江、兄がメンバーの中にいないことを悲しむ。
彼らは本来一緒にいるべき仲間、という文脈再び。

怜くん、海に一人で入ったらあかん(´;ω;`)
次回予告で死(金魚)がちらつかされてるんですけど……。


■第6話:衝撃のノーブリージング!

金魚のイメージは過去に死んだ人(?)の隠喩か。真琴の友人?

真琴は遙と一緒に泳ぎたがっている。
彼に対してとりわけ強い思いがあるようだ。

「あそこに人影が……」
全然怖がらない渚www

凛が深夜に目を覚まして外を見る。
無人島にいる四人と奇妙なシンクロ。
この辺も凛と四人の一体感、仲間という文脈。

海で亡くなったのは隣町のおじいさんか。
金魚が死のイメージだったのはそういうこと。
お墓を作って供養を続けていたのは、あの金魚とおじいさんを重ねてるからだろう。

星を見ていた時、真琴が遙に目をやって笑顔になったな。
前半で描かれた思いのリフレインだ。


■第7話:決戦のスタイルワン!
遙の家に金魚鉢……?
凛の足下にたくさんの金魚の影。何だこれは……夢なのか。
「俺はフリーしか泳がない」という遙の台詞。フリーしか、で口元が強調されている。凛にとってその言葉は重い意味を持っている、はずだ。
分かれ道の描写。凛は違う道を行く父を追いかけようとしている。
道ばたにはやっぱり金魚鉢がある。死のイメージがつきまとっている。
トンネルを抜ける描写。異なる世界への入口。境界だ。
葬列。……凛の父親はあの海難事故で命を落としたということか? 真琴が言ってたよね。船に乗っていたたくさんの人が亡くなったって。

屋上で合宿の写真を見ている岩鳶高校メンバー。
凛はフリーに出てくるのか。遙との戦いを望んでいるんだろうね。さっきの夢で「フリーしか」が強調されたのはそういうことか。
凛の写真、風に乗って遙の手から逃げていく。
手が届かないところに行ってしまう、あるいは手が届かないところにいる、という意味?

似鳥、凛に専門はバタフライなのにどうして出ないのかと問う。

遙のくじは……半吉?
「あとの半分は?」という江の台詞。答えは「凛」だろう。遙と凛は半分ずつ、対の存在。
くじに「待ち人来たる」と書いてあった(カメラのフォーカスが合って強調されていた)のもそういうことだろう。凛との対決に向けて描写が重ねられている。

遠回しに伝えると勘違いする似鳥w
凛の内面が描かれる。
父親の死、オリンピックの夢、遙への思い。
色々繋がった。

江の分析ノート、めっちゃ感覚的だなwww

「今日で自由になれる」
遙と蝶、束縛のイメージのリフレインか。

勝利した凛、もう二度と遙と一緒に泳ぐことはない……?
この宣言は本心なのだろうか。
これまでの描写からすると、とてもそうは思えなかったけど……。


■第8話:逆襲のメドレー!
遙の喪失感。
勝ち負けにはこだわらないと言っていた。しかし……。
凛と一緒に泳ぐことが目標だったのかも。負けたせいでそれが叶わなくなり、ショックを受けた?

真琴のストレッチ、いい筋肉だなおい。

岩鳶のメドレーを見て悔しそうな凛。
ちょっと泣いてた?
やっぱり一緒に泳ぎたいんだよね。
怜の未熟さはここで活きてくるのかー。
「なってねぇ! 何で、お前みたいなのが、あいつらと一緒に泳いでやがんだ」


■第9話:迷いのルーズンアップ!
遙も本心ではなかったということかな? 「俺は水を感じられればそれでいい」ってやつ。
凛が実際には一緒に泳ぎたがっているように、遙もずっとメドレーをやりたかったんじゃないかな。
今は嬉しそうだし、メドレーの充実感が甦ってきたように見える。胸の高鳴りがある。
ただ、そこにいるべき凛がいない……? あるいは競い合う相手としての凛が……?

フライハイwww
いつからそんなかけ声がwww
レミー・ボンヤスキーが脳裏をよぎったよねヾ(⌒(_'ω')_

「分からなくなったから泳いだ」と遙。
そうか、まだ迷ってるのか。
「それって、どういう……」と尋ねる江を遮った真琴。こいつは気づいてるね。

「これで前に進めるんですよね」
という似鳥の言葉に目を見開く凛。……決別の先には何もない。もう分かっているはずだ。

渚だけじゃなく、怜も浴衣を着ている!

岩鳶駅前で子供四人組を見る凛。
この子たち、もろに岩鳶高校の四人に重ねてあるね。その輪の中に自分はいない。
子供を描写したのは、スイミングスクール時代を重ねる意味もあるんだろう。凛の葛藤という文脈が続いている。

怜がスルーされたwww
「イカすつかみ天国」ってなんだwww
「イカすバンド天国」(イカ天)を知ってる視聴者が果たしてどれぐらいいるというのかww

女子の浴衣姿可愛い! さらっと褒める真琴がイケメンすぎる!
このシーン、渚の視線移動が面白いw

ほんとイカづくしだなこの祭りww
「イカ天も食べたいです」って、あのネタをこう受けるのねw

凛と似鳥、一緒に歩いてるとカップルみたいですね!
(´-`).。oO(……カップル?)

怜お前、尾行めっちゃ楽しんでるだろwwww

遙が本心を吐露した。
それを引き出した真琴の「あの時の景色を思い出した」という台詞。フレーズのリフレイン。

凛がリレーに出る!
お互いに答えを見つけてクライマックスへ!


■第10話:苛立ちのハートレイト!
過去編。
昔からお互いにライバル心を持ってたんだな、遙と凛は。「走って帰る」とか。

遙のフォームに違和感を覚える怜。自由な泳ぎが失われている……?
怜は凛にこだわる岩鳶メンバーに苛立っているようだ。確かに複雑だろう。

天方先生、水着関係の仕事ってグラビアアイドルだったのか。
これは予想外。

真琴から線香花火の火をもらう遙。
これ、遙と凛みたいだね。一つの火を分け合う。一人では火をともせない。互いがいるからこそ輝ける。

遙の昔話。
凛がリレーにこだわる理由は「旅立つ前にチームで勝ちたいから」だと思ってたけど、親父さんの過去が関係してたんだな。

遙のフォームが変化しているのは、凛に勝つのが怖いという意識があるからか?
凛が水泳をやめてしまったきっかけ。中1の時の勝負に勝ってしまったから。
……だとすると、先日の大会で負けたのも無意識に力をセーブしてしまったため……?

おおー、怜は直接話をつけに行ったのか。面白いな。

ブーメラン眼鏡wwww


■第11話:激情のオールアウト!
「何をどうすれば満足なんだ!」
しかし凛の本心は聞けず。
怜の本心はよく分かった。最高のチームの一員になりたい。

心配して部屋に来る三人。
チームの一員と言われて吹っ切れた表情になる怜。彼の悩みはこれで解決した。
読んでた本が『チームの力』だったのがいいね。

部長が凛の過去を匂わせた。
やっぱり留学先で何かあったんだな。

遙から引き継ぎの練習に呼ばれて嬉しそうな怜。チームじゃないとできない練習だからね。

「ここで使われるとは思わなかった」www

天方先生の偉人名言集、ついに遮られるの巻w
カエサル。
何だろうと思ったら、「賽は投げられた」に続く言葉らしい。

遙が急に感謝の言葉を述べてる。真琴と渚に。区切りを前にしたけじめか。

怜を呼び出して過去を語る凛。
オーストラリアでの挫折。やっぱりそういうことだったのか。
中1の時の敗北は水泳をやめる理由ではなかった、という意外性。

影になって回っている風車……。
なんだろう。気になる。
羽の数は三枚。……三人? 回転は繰り返しということ?
画面に映っている風車は五基だ。五人? 岩鳶の四人+凛?
一つの目標、明日の試合に向けて五人の運命はしっかり回り始めたと?

凛がリレーのメンバーから外される!?
うそん、ここに来て?

次回のタイトルに「遙」の字が入ってる。「フリー」も彼に合わせた言葉だ。
いよいよ最終回か。

■第12話:遙かなるフリー!
「For the Team」
凛らしいメッセージだ。こいつの本心が表れてる。高校生になっても根っこは変わってない。

遙は「Free」か。これも彼らしい。

怜と凛は似たもの同士。そういうことか!
凛の本心を察している。

遙の「凛と泳ぎたい」って言葉、怜としては複雑だろうな。
怜はもしや……?

やっぱり凛に出番を譲ってた。
……怜のチームへの思いを知ってるだけに、すげえ切ないなこれ!
滅茶苦茶な状況だけど、これぞフリーってことなのか。

「フリーでいいとは言ったが、フリーダムすぎんだろ……」
これは視聴者の心を代弁する台詞だね。

凛がこの嬉しそうな笑みを漏らすのって、遙たちと泳ぐ時だけだよね?
少年時代の笑顔だ。

いやこれ連帯責任で鮫柄も失格になりそうな……w
回避できたみたいでよかったね。

なぜか似鳥を名前で呼ぶ凛。ちょ、お前www

再び映し出される「For the Team」の文字。
……そう、この文脈なんだよな。
※次項で詳しく書きます。

鮫柄で練習に励むと言った後なのに、いきなり転校してきたのかと思って焦ったw
合同練習なのか。お互いに充実しているようだ。

「こっちこそ見せてやるよ、鮫柄の最高のチームを」
凛は居場所を確かなものにしている。

「親父の夢じゃねえ。今は俺の夢だ」
凛は過去と決別した。挫折を乗り越えている。
水泳に対する思いがこれまでとは違っている。

「俺は……」
遙はリレーへの思いを新たにしているんじゃないかな。
一人で泳ぐのではない。For the Team。岩鳶の仲間と一緒に泳いでいくということ。
そこには競い合う相手、凛たちがいる。


■怜の選択
大会が終わった後、遙が枝で書いた「For the Team」の文字が映った。
最終回はこの文脈に沿って描かれている。
怜が凛に出番を譲ったのは、チームのために自分が何をすべきか考えた結果なんだろうね。
様々なものを天秤に乗せて、辿り着いた結論があれだったということ。

視聴者は初心者だった怜が懸命に練習してきたことを知っている。
最高のチームで泳ぎたいという思いも知っている。
それだけに、凛に譲るという選択は「えっ」と思ったし、「それでいいのか?」と思いながら観ていた。
納得できない視聴者も多かったのでは?
(反発は予想できるし、実際そういう感想が結構あるらしい)

では、たとえば「大会前の練習で怜が負傷し、満足に泳げるかどうか分からない状態に陥る」……といった前提があればどうだろうか。
譲る理由を増やす――反発を軽減するための筋書きとしては常道だ。
しかし『Free!』はそういう伏線を張らずに描いた。
これは、怜の選択をより純粋なものにしたかったからではないか……?

怜が譲らなければ、遙と凛は泳ぐ意味を失っていただろう。
遙がいなくなった岩鳶水泳部は活動を続けられないし、凛も鮫柄水泳部を辞めていたはずだ。
似鳥にもう水泳をやめると叫んだ凛、膝を抱えた遙……一連のシークエンスがそれを示唆している。
怜はそれをすべて理解したからこそ、あの選択をした。
自分が試合に出ることよりも、四人を結びつけることがベストだと判断したのだろう。
(仮にあのまま試合に臨んだとしても、遙の状態を考えればまともなリレーなど不可能だ。それはすでに、怜が望んでいた「最高のチーム」ではない)

四人のリレーを見下ろす怜の視線は、様々な感情を含んでいた。
無念さを噛みしめていたのは確かだろうが、その直後に吹っ切れたような笑みを浮かべていたことも見逃せない。
泳ぎ終えた四人を見た時、自分の選択が間違っていなかったことを確信したのだと思う。
エピローグの怜は、大会に出られなかったことを引きずったりはしていなかった。
遙を失わずに済んだ水泳部の活動を心から楽しみ、成長を続けているように見える。
二期が制作されるなら、今度こそ怜を含めた岩鳶vs鮫柄の真っ向勝負が見られるはずだ。

色々な感想があるかと思いますが、これが俺の観た『Free!』です。
怜の成長と活躍に期待する!





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