「……なんだよ、この手」

「ん〜、これ、可愛いなって思って」

「誰が可愛いだって!?」

「っってぇ…殴んなよ、ひーちゃん…」

「お前がおかしなこと言うからだろうが!!」

「おかしなもなんも、事実だろ?特にこの辺…

いてぇっっっ!だから殴んな、つってんだろ!」

「お前がおかしなとこばっか触るからだろうが!!」

「しかたねーだろ!大体、ひーちゃんが悪ィんじゃねーか!」

「何言ってやがる。なんで俺が…」

「ひーちゃんがこーんな可愛いかっこしてるのが悪いっっ!」

「………っっ!俺だって、好きでこんなかっこしてる訳じゃ…」

「でも着てるじゃねぇか」

「だから、時節柄仕方なくだっ!

お前こそ、なんだよそのアヤしげな耳は!」

「これか?こりゃ、あれだ、お約束ってヤツ」

「お約束?って、あっ…ちょっ…」

「かーわいい子羊ちゃんを美味しくいただくのは狼ってね♪」

「ばか、はなせ…っ!んんっ、あっ…」

「やっぱこの鈴、似合ってるよなぁ…」

「やっ、さわるな…っ!」

「そんな強がり言ってもな〜ほら」

「んんんっ…!」

「へへへ、いただきまーす

……って、ちょっとひーちゃん!待て!」

「やかましい!新春早々…煩悩退散、星になってこい!」

 その夜、新宿の空を星が一つ流れた…

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